健康意識が高い方の間で静かなブームが続いている「マクロビオティック」。マクロビオティックでは玄米食や無農薬野菜を中心とした食事が推奨されており、白砂糖のように精製された食品も使わないため、最初の頃は調味料選びで苦労される方が多いようです。
生のはちみつは自然食品ですし、マヌカハニーは優れた抗菌作用を持つため、マクロビオティックでもお菓子作りなどに使いたい方がいらっしゃるかもしれません。
今回は、マクロビオティックでマヌカハニーを使う場合の注意点について、みてみましょう。
マクロビオティックとは
マクロビオティック(Macrobiotic)とは、直訳すると「大いなる生命の学問」、人間が与えられた環境で自然と共存して生きる方法を表しています。そのため、マクロビオティックの考え方では、「身土不二」「一物全体」を原則とした食生活が推奨されています。
身土不二(しんどふじ)
自分が生活している土地でとれた旬の食べ物をいただくという意味です。暑い季節には体を冷やす食べ物、寒い季節には体を温める食べ物がとれるため、自然の摂理にかなった食べ物を選びます。
一物全体(いちぶつぜんたい、いちもつぜんたい)
食材をまるごといただくという意味です。野菜も果物もそれ全体に栄養が含まれているため、皮や根の部分もできるだけ捨てずに調理します。
食材における陰陽
マクロビオティックでは、食材を「陰」と「陽」の2種類に分類しています。簡単に説明すると、葉野菜など上に向かって成長する食材は体を冷やす性質を持つため「陰性」、根野菜など下に向かって成長する食材は体を温める性質を持つため「陽性」に分類されています。
マクロビオティックにおける「はちみつ」
はちみつは甘みを持つため、「陰性」に分類されます。マクロビオティックの考え方では、陰性の食材はあまり食べないようにしますが、絶対に食べてはいけないというわけではありません。また、マクロビオティックで推奨されている甘味料に米飴がありますが、食べ過ぎるとやはり体にはあまりよくありません。
はちみつやメープルシロップなど自然の状態に近い食材に関しては、少量使う分には問題ないだろうと考える方は多くいらっしゃいます。
甘味料にマヌカハニーを使う場合の注意点
マクロビオティックでは陽性の食材を中心とした食事が推奨されていますが、体質は人によって異なります。陽性の食材ばかり食べていると体のバランスがとれないこともありますので、適度に陰性の食材を取り入れた方が良い場合もあるのです。
マクロビオティックでは甘みが強ければ強いほど陰性が強いと考えます。そのため、精製され糖質の純度が高められた白砂糖は避けた方が良いとされているのです。
マクロビオティックの考えを取り入れた食生活を送っている方の中でも、いろいろな考え方があります。マヌカハニーは精製された食品ではなく、食品添加物も含まれていません。また、マヌカハニーは非加熱のためビタミンやミネラルを豊富に含み、医学的に証明されている抗菌成分「メチルグリオキサール」も含まれていることから、手作りお菓子に利用される方はいらっしゃいます。
マヌカハニーを使う場合は生はちみつの良さを活かして、加熱調理で使うのではなく、生で使うことをおすすめします。例えば、「米粉と豆乳で作ったシフォンケーキ」や「かぼちゃ入りマフィン」のトッピングに使うなどは、いかがでしょうか?
マクロビオティックライフで素敵な毎日を
マクロビオティックをはじめ、ナチュラルハイジーン、ローフードなど、最近はさまざまな食のスタイルを実践される方が増えています。ご自分に合った食のスタイルを選んで、マヌカハニーも上手に取り入れ、健康的な毎日を送りたいものですね!♪