はちみつは食べるだけでなく、スキンケアでもよく使われています。
はちみつが配合された化粧水やクリーム、フェイスパックを見かけたことがある、という方は多いのではないでしょうか。
今回は、はちみつを直接お顔に塗る、「はちみつパック」の作り方をご紹介します。
はちみつの美肌作用
はちみつはビタミンやミネラル、ポリフェノールなど約190種類もの栄養素を含む、栄養豊かな食品として有名です。それだけでなく、はちみつは保湿作用や殺菌作用などに優れ、美肌作りに役立つことから、スキンケアアイテムにも配合されていることが多いのです。
保湿作用
実は、はちみつには2割程度しか水分が含まれていませんが、空気中の水分を取り込む性質があります。そのため、はちみつを肌に塗ると、肌表面で水分を抱え込み、乾燥した肌を保湿する役割を果たしてくれます。
殺菌作用
はちみつには殺菌作用もあります。はちみつが腐りにくいのは、「グルコン酸」のほか、「グルコースオキシダーゼ」という酵素の働きにより殺菌力の高い過酸化水素を発生させるから、といわれています。
もちろん、どちらも人間にとって有害になるほどの量は含まれていません。むしろ、古い時代からはちみつの殺菌作用は知られていて、医療にも活用されてきた歴史があります。
そのため、はちみつは肌に常在するアクネ菌や、肌荒れの原因となる雑菌を減少させる役割を持つといわれています。
はちみつパックの作り方
はちみつの効果をより高く得るためのはちみつパックの作り方と、そのやり方を説明していきましょう。
【保湿ケア】はちみつを直接顔に塗るパック
いちばん簡単な「はちみつパック」は、はちみつを直接顔に塗る方法です
材料
- はちみつ…大さじ1
はちみつパックのやり方
- 大さじ1程度のはちみつを手に取り、顎からこめかみに向かってお肌を引き上げていくように塗ります。
- その後5分程度放置します。
乾燥肌の方は、鼻と口以外の部分にラップを貼り付ける「はちみつラップパック」もおすすめ。ラップパック効果で肌がじんわりと温まり、はちみつが肌に浸透しやすくなります。 - 5分間のパックが終了したら、ぬるま湯でやさしく洗い流します。
べたつきを感じるようでしたら、蒸しタオルをお顔にかぶせて1~2分蒸らした後、軽くふき取るとさっぱりします。
はちみつパックを落とした後は、いつも通りのスキンケアでOKです。
【毛穴ケア】はちみつとヨーグルトを混ぜて塗るパック
はちみつパックは、毛穴汚れや開きが気になる方にもおすすめ。
材料
- はちみつ…小さじ1
- 小麦粉…小さじ2
- ヨーグルト…小さじ2
はちみつパックの作り方
- 鍋に小麦粉とヨーグルトを入れます。焦げない程度の火加減で、ヨーグルトが薄く色づくまでかき混ぜてください。
- 鍋を火からおろし、はちみつを加えよくかき混ぜます。
- 2を別の容器に入れてよく冷ましてください。
はちみつヨーグルトパックのやり方
「はちみつパックのやり方」と同様に、作ったパックを顔に塗り、5分間放置するだけです。
「はちみつパック」で使うはちみつの選び方
はちみつパックで使う場合、どのような種類のはちみつを選べば良いでしょうか。
はちみつには、1種類の花から採れる「単花蜜」と数種類の花から採れる「百花蜜」の2種類があります。さらに、それらは「加熱」と「非加熱」の2種類に分けられます。
はちみつパックは、お肌を健やかに保つ目的で使いますので、できれば「非加熱」のはちみつを選びましょう。非加熱の生はちみつの中には高い殺菌力を持つタイプがあります。
マヌカハニーの成分が持つ殺菌力、抗酸化作用
ニュージーランド産のはちみつ「マヌカハニー」は、高い殺菌力を持ちます。マヌカハニー特有の成分「メチルグリオキサール(MGO)」は、普通のはちみつには含まれません。
マヌカハニーにはメチルグリオキサールのほか、抗酸化物質「シリング酸メチル」も含まれています。
よくある質問
Q:はちみつパックは朝と夜どっちでやるのがいいの?
どちらが効果的!というのはありませんので、朝と夜どちらで使用していただいても大丈夫です。
Q:はちみつパックは年齢・性別問わず誰でもやっていいの?
はちみつが体質に合わないという方もいらっしゃる場合があるので、もし肌に異常を感じた場合は使用をやめた方がいいでしょう。
Q:はちみつパックは毎日やっても大丈夫?
毎日使用しても問題ありませんが、肌の様子を見ながら頻度を調整してみてください。
また、特別な日のみ使用することもおすすめです。
マヌカハニーを使ったスキンケア
マヌカハニーは健康志向の方に愛用されているはちみつですが、もちろんお肌に塗るのもおすすめですよ。「高価なマヌカハニーを肌に塗るなんてもったいない!」と感じる方がいらっしゃるかもしれませんが、「スペシャルケア」として活用してみるのはいかがでしょうか?