シナモンは甘くスパイシーな香りが特徴。その香りの良さから、シナモンはスイーツやコーヒーなどの香りづけに、よく使われます。
そんなシナモンは、はちみつと相性抜群!特にマヌカハニーはシナモンと同様に、甘くスパイシーな香りを持つことから、シナモンともよく合うのです。
シナモンもはちみつも薬膳料理や漢方に使われていることから、どちらも体によさそうなイメージがありますね。
薬膳料理や漢方における“シナモン(桂皮)”
シナモンは世界の4大スパイス(こしょう、ナツメッグ、クローブ、シナモン)の一つです。漢方薬の生薬名は桂皮(けいひ)。シナモンはクスノキ科の常緑樹であり、スパイスや漢方生薬はその樹皮から作られます。
漢方において桂皮の五気(薬性)は“熱”、五味は“辛”です。体を温める/血液の循環を改善する/胃腸機能を高める/免疫力を整える など働きをもつとされます。これは桂皮に含まれる桂アルデヒドの作用です。
薬膳料理は「医食同源」という言葉で表されるように、漢方生薬を料理の材料に使い、食事で健康管理を行います。
たとえば、体を温めたい・むくみを改善したい時などにシナモンを使うことがあります、使う料理は中華や和食のイメージにとらわれる必要はありません。
りんごのコンポートにシナモンとクコの実(ゴジベリー)を入れたり、にんにくをきかせたスープにシナモンやクミンを入れたりなど、使い方はお好みでどうぞ。インドのスパイスカレーやマサラチャイでもシナモンは使われており、独特の芳香が食欲を刺激します。
ただし、シナモンは漢方生薬にも使われるように、強い作用も持っています。過剰摂取すると内臓に負担をかける可能性がありますので、粉末を使用する際も小さじ1杯分を一度に摂取するような食べ方は避けましょう。
薬膳における“はちみつ”
薬膳料理では、はちみつは滋養強壮や体を潤す作用を持つ食材として使われます。はちみつは甘味づけに使うことができるため、シナモンより幅広い料理に使うことができます。
薬膳料理としては、棗(なつめ)をシナモンとはちみつで煮込む、キャロットラペに水で戻したレーズンとはちみつを加える、味噌とはちみつとショウガを合わせたタレで鶏肉を焼くなど、いろいろな使い方ができそうですね。
はちみつを選ぶならマヌカハニー
はちみつは原料となる花の種類が多く、味も香りも花の種類によって異なるため、いろいろなはちみつを購入して、食べ比べている方もいらっしゃることでしょう。
そんな方におすすめしたいのが、マヌカハニーです。
マヌカハニーはマヌカの樹から採れるハチミツで、マヌカハニーに含まれるメチルグリオキサール(MGO)が持つ殺菌・抗菌作用が、健康を気遣う方たちから注目されています。
メチルグリオキサールはマヌカハニー特有の成分であり、他のはちみつには含まれていません。メチルグリオキサールは歯周病菌やピロリ菌、腸の悪玉菌の繁殖を抑える働きがあり、メチルグリオキサールの含有量が多いマヌカハニーは海外では医療目的で使用されています。
シナモンとマヌカハニーで健康をキープ
人間の体は摂取した食べ物から作られます。体に必要な栄養がバランスよく含まれる食事を心がけることで、健康もキープできるといえるでしょう。
これは最初の方でご紹介した薬膳料理に限らず、現代医学でも“食べて健康管理をする”ことが大切だといわれています。
シナモンとはちみつは薬膳料理でもよく使われることをご紹介しましたが、はちみつにマヌカハニーを使う場合、どのようなお料理が考えられるでしょうか。
シナモンの甘くスパイシーな香り、マヌカハニーの濃厚な甘みをいかして、シナモンパウダーとマヌカハニーを混ぜた“シナモンマヌカソース”なら、スイーツのアクセントにぴったり。ワッフルやパンケーキにかけるのがおすすめです。
また、シナモンが入ったオールスパイスとマヌカハニーを混ぜ合わせてかぼちゃに塗り、フライパンで焼けば、あっという間に “かぼちゃのグリル”の出来上がり。かぼちゃとマヌカハニーの甘みをスパイスがキリリと引き締めてくれます。スパイシーで華やかな味わいが病みつきになりそう♪
まとめ
シナモンはもともとスパイスの一種なので、他のスパイスも組み合わせることでお料理のアイデアが浮かびそうですね。マヌカハニーもスパイシーな風味を持つため、スパイスとの相性も良さそうです。いつもと違ったお料理にチャレンジしたい方は、シナモンとマヌカハニーを組み合わせてみてはいかがでしょうか?