ピーター・モラン博士が新たに作ったマヌカハニーの新基準MGSとは?
マヌカハニーの基礎知識 2023.08.02

ピーター・モラン博士が新たに作ったマヌカハニーの新基準MGSとは?

ピーター・モラン博士はマヌカハニーの最初の規格である「UMF(ユニーク・マヌカ・ファクター)」を作ったことで有名ですが、その後にも新しい規格を作っていたことをご存じでしょうか。ピーター・モラン博士は2009年に、「MGS(モラン・ゴールド・スタンダード)」という新基準を立ち上げました。
UMFよりもさらに精度が高く、博士の「マヌカハニーで世界の人々を救いたい」という強い思いが一層込められた基準となっています。
今回は、ピーター・モラン博士が新たに作ったマヌカハニーの新基準MGSについてご紹介します。

目次

ピーター・モラン博士とはどういう人?

ピーター・モラン博士は、イギリス・ウェールズ出身の生物学研究者です。
イギリスで博士号を取得した後、ニュージーランドのワイカト大学のはちみつ研究科学科長および生物化学教授に就任し、自然抗菌物質の研究をしている最中にマヌカハニーに出会いました。
博士は、ニュージーランドではマヌカハニーは古くから薬のような役割を持ち、人々の健康維持に使われているということに興味を持ち、マヌカハニーの抗菌特性の研究を始めます。
その結果、世界で初めてマヌカハニー特有の抗菌物質を発見したのです。
博士は、マヌカハニー特有の抗菌物質の名称を「UMF(ユニーク・マヌカ・ファクター)」と名づけ、さらに活性度合いを数値化した基準(規格)を「UMF」と示すようにしました。

MGSを立ち上げた経緯について

UMF基準を確立した後、博士は自ら開発したUMFを管理するために、現在のUMF協会であるAMHA(アクティブマヌカハニー協会)を設立しました。
その後、消費者により高品質なマヌカハニーを届けるべく2008年にUMF協会を脱退、2009年にUMFよりもさらに厳しい新基準「MGS(モラン・ゴールド・スタンダード)」を立ち上げます。
MGSという新基準名に博士自らの名前を入れたのは、「博士自らが認めた品質と最新の検査方法を用いた信頼できるマヌカハニーである」ということを保証するためでもあります。

UMF・MGO・MGS基準の違い

現在、マヌカハニーの抗菌力強度などの表記において、ニュージーランド政府により使用が認められているのは「UMF」「MGS」「MGO」の3つの基準(規格)となります。
では、それぞれにどんな特徴があるのかを見ていきましょう。

UMF基準とは

UMF(ユニーク・マヌカ・ファクター)基準とは、マヌカハニーに含まれる抗菌力の強度を、医療用消毒液のフェノール溶液と比較して数値で表したものとなります。
例えば「UMF10+」と表記されている場合、フェノール液の濃度10%と同等の強さがあることを示しています。

MGO基準とは

MGO(メチルグリオキサール)基準とは、1kgあたりのマヌカハニーに何mgの食物メチルグリオキサールが含まれているかを示す規格です。
例えば「MGO400+」と表記されている場合、そのマヌカハニー1kgあたり400㎎のMGOが入っているということを示しています。

MGS基準とは

MGS(モラン・ゴールド・スタンダード)基準は、UMFと同じくフェノール溶液との濃度比較を数値化したものとなりますが、マヌカハニーの基準の中で最も厳しい基準となっています。
MGO含有量のほか、MGOに転化する物質や低木由来の毒素の含有量なども確認されます。
UMF規格よりさらに厳しい審査をパスしたマヌカハニーにのみ、MGS認証が付与され、マーク表記が許可されるのです。
MGS基準をパスしたマヌカハニーのボトルには、MGSマークのほか、MGOの含有量も併せて表記されているのが特徴です。

MGSを採用しているメーカー

MGS基準を採用しているメーカーは、ニュージーランドの「ワトソン&サン社」1社のみ。ここは、ピーター・モラン博士と共に、長年医療用マヌカハニーの研究をしてきたメーカーです。
博士と共にUMF協会を脱退した後、マヌカハニー商品をこれまでのUMF規格からMGS規格へと変更しました。
純度の高いマヌカハニーは、雄大なマヌカ原生林の中にある養蜂場で時間をかけて作られます。そして工場で摘出、ろ過され、活性作用が失われないようにさらにじっくり寝かせられてから商品になります。長いものでは1年以上寝かせることもあるようです。
ピーター・モラン博士のスピリットを継いだ商品が、現在もワトソン&サン社にてしっかりと作られています。

規格の表記があるマヌカハニーはどこで買える?

今回は、マヌカハニーの父とも呼ばれているピーター・モラン博士が作ったマヌカハニーの新基準MGSについてご紹介しました。
マヌカハニーの認定基準となっているUMFやMGSは、いずれもピーター・モラン博士が作った規格です。特にMGSマークが付いているものは、厳格な検査をパスした高品質な商品である証となります。
マヌカハニー選びで悩んでいる方は、今回ご紹介した内容を参考にしてみるのはいかがでしょうか。
最近ではマヌカハニーの認知度が上がってきたこともあり、スーパーやコンビニなどでもマヌカハニー入りの商品を目にすることが多くなってきました。しかし、そういった商品はマヌカハニーの含有量が少なくて、効果を十分に発揮できるとは言い難いものがほとんどです。
マヌカハニーの効果を実感したい方は、規格の表記があり、成分分析書が付いている100%天然のマヌカハニーを購入するようにしてください。
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