マヌカの花からマヌカハニーを集める蜂について教えて!
マヌカハニーの基礎知識 2023.08.02

マヌカの花からマヌカハニーを集める蜂について教えて!

マヌカの花からマヌカハニーを集めているのはセイヨウミツバチです。セイヨウミツバチは世界的に生息しており、養蜂によく使われています。
日本にはニホンミツバチとセイヨウミツバチの両方がおり、同じミツバチでもずいぶんと違いがあります。今回は、マヌカの花からマヌカハニーを集めているセイヨウミツバチについてご紹介します。

目次

セイヨウミツバチについて

セイヨウミツバチを飼育

外来種であるセイヨウミツバチは世界中に生息しており、養蜂によく使われています。はちみつを集める能力が高く、マヌカハニーもセイヨウミツバチが集めているのです。
日本にいるセイヨウミツバチはイタリアンという種類で、アメリカやイタリアから明治時代に輸入されました。しかし、さまざまな亜種と交配した結果、現在では元々のイタリアンとはかなり異なる性質を持っているといわれています。
また、日本には凶暴な性格のオオスズメバチが生息しており、外来種であるセイヨウミツバチは有効な対抗策を持っていないため、自然環境では生き延びることができません。そのため、セイヨウミツバチは人の飼育でしか生きることができず、野生化していないことも特徴です。
はちみつを集める能力は、セイヨウミツバチの方がニホンミツバチよりもはるかに高いとされ、市場に出回っているはちみつの大半がセイヨウミツバチによるものです。

ニホンミツバチについて

ニホンミツバチは古くから日本にいる在来種で、一説によれば朝鮮半島から持ち込まれたといわれています。
ニホンミツバチの場合は、丸太を切り抜いたり、箱に入り口を作ったものを巣箱として使ったりする伝統的な方法で飼育されることが一般的です。丸太を切り抜く方法では年に1回しか採蜜できませんが、重箱式巣箱やセイヨウミツバチと同じ巣枠式巣箱を使えば年に数回採蜜することができます。ただ、ニホンミツバチは巣を放置し逃亡することもあり、巣枠式巣箱ではうまく蜜を集められないこともあるため飼育時には注意が必要です。
飼育が必要なセイヨウミツバチに対し、ニホンミツバチは野生で、日本のほぼ全域にわたって生息しています。飼育されているのではなく野生のため、ニホンミツバチのはちみつは珍しいとされており、幻のはちみつと呼ばれています。

日本のはちみつとマヌカハニーの違い

はちみつ

マヌカハニーは、ニュージーランドに自生する“マヌカ”の花から採れたはちみつのことで、日本では生産できません。
さらに、マヌカハニーは殺菌・抗菌活性を持つMGO(メチルグリオキサール)が含まれています。他のはちみつにはMGOは含まれていません。メチルグリオキサールは腸内のピロリ菌やサルモネラ菌、大腸菌などを殺菌したり、一般的なはちみつと比べると比較的熱に強かったりなど、マヌカハニーの性質を決定づけている成分です。
日本で採れる普通のはちみつにも殺菌作用はありますが、その作用は過酸化水素によるもので、酸素が少ない体内に吸収されると作用が少なくなります。さらに、マヌカハニー以外のはちみつは熱に弱いため、お湯や温かい飲み物などに溶かすとやはり殺菌効果が減少するようです。
また、オーストラリアやニュージーランドでは、マヌカハニーは医療効果があると認識されており、風邪や皮膚疾患、胃腸疾患などに有効だとされています。そのため、日本で採れる普通のはちみつよりも、薬や健康食品として食べられる場合が多いのです。

ナチュラルライフにマヌカハニーをプラス♪

マヌカハニーはヨーグルトなどに混ぜてよし、肉料理や煮込み料理の隠し味に使ってもよし、と使い勝手の良いはちみつです。
普段のはちみつをマヌカハニーに変えると、より健康や美容への効果が期待できるかもしれませんよ。

あなたのナチュラルライフにマヌカハニーをプラスしてみてください♪

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