腸内の善玉菌を増やす!乳酸菌とビフィズス菌の違い
食と健康 2023.08.02

腸内の善玉菌を増やす!乳酸菌とビフィズス菌の違い

おなかの調子を整えるためには「善玉菌を増やすと良い」という話は有名ですよね。
善玉菌を増やす一般的な方法が、乳酸菌などを含む乳製品をとることです。しかし、腸には小腸と大腸があります。また善玉菌は乳酸菌だけではありません。ビフィズス菌という菌も善玉菌です。
そこで今回は、乳酸菌とビフィズス菌の違いや、小腸と大腸、それぞれの健康を維持するために必要な善玉菌についてご紹介します。

目次

乳酸菌とビフィズス菌の違い

乳酸菌とビフィズス菌は、両方とも人の腸内に住む善玉菌ですが、それぞれ菌の形や腸内に存在する数は大きく異なります。
ビフィズス菌は人の腸の中に1~10兆もの数が住んでいるのです。乳酸菌はもっと少なくビフィズス菌の1/10000~1/100以下といわれています。
大腸には酸素がありません。ビフィズス菌は酸素があると生きることができないため、人や動物の大腸にだけ存在しているのです。それに比べて乳酸菌は酸素があって生育できるため、体内の他にも乳製品や発酵食品など、自然界にも存在します。
他には、乳酸菌は糖質を分解するときに乳酸を作りだしますが、ビフィズス菌は乳酸に加えて酢酸を作りだします。これらの乳酸や酢酸が腸内を酸性に保ち、善玉菌の働きを活発にするのです。

大腸にはビフィズス菌がかかせない!

酸素の無い大腸には、ビフィズス菌が多く存在します。そして糖などを分解して乳酸と酢酸を生成し、腸内を酸性に保ちながら悪玉菌と戦うのです。特に酢酸には殺菌効果があり、悪玉菌をやっつけます。
悪玉菌は腸の中の物を腐らせたり、有毒な物質を作ったりするものです。悪玉菌を減らさなければ、その働きが強くなり腸内のバランスが崩れます。逆に善玉菌を増やせば、腸内のバランスは保てるのです。そのため、大腸の調子を整えるためには、善玉菌であるビフィズス菌が重要です。
残念ながら、年をとるにつれて大腸のビフィズス菌は減少していきます。善玉菌優勢のバランスをキープするためには、ビフィズス菌を含む食材などで栄養補給をすると良いでしょう。

小腸には乳酸菌が必要!

小腸には乳酸菌が多く存在します。大腸より口に近い小腸には酸素が残っていてビフィズス菌が生息できません。そのため小腸で1番頑張っている善玉菌は乳酸菌です。
乳酸菌は小腸の中で乳酸を作りながら悪玉菌と戦っています。また、小腸には体全体の6割もの免疫システムが集まっているのです。小腸の働きを維持するためにも、乳酸菌で小腸の調子をいつも整えておくことが大切でしょう。

善玉菌を増やすにはマヌカハニーが良い?

マヌカハニーが腸内環境を維持するために良い働きをするといわれていますが、それにはどのような理由があるのでしょうか。
マヌカハニーには「メチルグリオキサール」という成分が含まれており、これが強い抗菌作用を持つことからマヌカハニーは注目されるようになりました。
この抗菌作用が腸内の悪玉菌にも有効に働き、マヌカハニーが腸の健康を維持することに良いとされているのです。さらに、マヌカハニーに含まれる「グルコン酸」が、善玉菌であるビフィズス菌を増やす働きをします。メチルグリオキサールとグルコン酸の働きで、悪玉菌が減り善玉菌が増えるということは、大腸内のバランスが良好に保たれている証拠なのです。

おわりに

今回は、乳酸菌とビフィズス菌の違いや、小腸と大腸、それぞれの健康を維持するために必要な善玉菌についてご紹介しました。
小腸の健康を維持するためには乳酸菌を、大腸の健康のためにはビフィズス菌を増やすと効果的です。小腸も大腸も、善玉菌を増やすことで悪玉菌が減り、おなかの健康を保つことに効果があります。
豊かな効果や効能を持つマヌカハニーも、そんな毎日の栄養補給にぴったりですよ。

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