老犬の食事で気をつけること~老犬の食欲を促す工夫3つ
マヌカハニーの食べ方・使い方 2023.08.02

老犬の食事で気をつけること~老犬の食欲を促す工夫3つ

我が家に来た時には赤ちゃんだった愛犬もあっという間に年をとり、気づけば「老犬」と呼ばれる年齢に…。獣医学が発達して犬の寿命が延びている中、人間と同じように耳が遠くなったり、足腰が弱くなったりなど、犬の高齢化も深刻になってきました。老いは避けられなくても、犬の身体に良いことがあれば取り入れてあげたくなるものですよね。今回は老犬になると食欲が落ちてしまう悩みについて、一緒に考えてみましょう。

目次

老犬になると食べる量が減るのはなぜ?

老犬になると食べる量が減る

犬も年をとるにつれて食欲が減っていきます。耳が遠くなって好奇心や周囲への注意力が減り、運動量が低下してお腹が空かなくなるのも理由のひとつです。また、嗅覚が悪くなったり、病気だったり、老化のために胃腸の働きが鈍くなっていることも原因のひとつかもしれません。長い時間かけて蓄積する歯石や歯周病による口内炎も考えられます。どんな理由であっても、食べたがらない犬を見ているのは心配ですね。

老犬の食事に必要な栄養素

一般的なドッグフードが「子犬用」「妊娠出産用」「シニア用」などと分かれているのは、その時期に必要な栄養バランスを考えて作られているためです。体の成長のためにたくさんのカロリーを必要とする子犬と比べて、運動量が少ない老犬には今までと同じ食事ではなく、抗酸化作用を意識したビタミンEやリコピン、ポリフェノール、骨量を維持するためのグルコサミン、アミノ酸などが必要です。心臓や腎臓の機能が衰えることから、ナトリウムや過剰なたんぱく質など制限が必要なものも考慮しなければいけません。大事なのは、少ない食事量で効率よく、必要な栄養素を摂取することです。

老犬の食欲を促す工夫

老犬の食欲を促す工夫

いくら食事をあげても満足しない若い犬をなだめるのも大変ですが、食べたがらない老犬の食欲を引き出すのにも、いろいろな工夫が必要です。いくつか工夫をご紹介しますので、参考にしてください。

年齢や病気に応じた食事に変える

年をとると、今までは見向きもしなかった、あっさりした味を好むようになる犬も多いようです。上手に噛むことができない老犬のために、加工してある、やわらかめの食感や小さい粒状のもの、カロリーや脂肪分を減らした食事なら、興味を示すかもしれません。ウェットタイプの方が食べやすい場合もありますが、絶対にドライフードしか食べない!という頑固な犬もいます。また、やわらかい食事は歯にくっつきやすいので、歯のお手入れもこまめにしてあげてください。

美味しそうな香りを引き出す

以前と比べると鼻の機能も衰えて、食事の匂いに鈍感になっていませんか?お腹が弱い犬や病気の治療中の犬にはおすすめできませんが、もし、甘いものが好きな犬であれば、牛乳やはちみつなどで少しだけ味や香りを足してあげると喜んで食べてくれそうです。マヌカハニーなら、とても香りが良いので気づいてくれ、もしかしたら食欲増進や滋養強壮の効果も期待できるのでは?

気分転換に外へ連れて行く

気持ちがウキウキすると食欲もでてきますよね。もちろん自分で歩くことが困難な犬に長時間の散歩をさせてはいけませんが、身体が不自由であってもベランダや庭先へ抱っこして連れて行ったり、窓を開けて外を見せてあげたりするなどによって、犬の気分が変わります。どの程度なら散歩しても良いか、かかりつけの獣医さんに確認してみましょう。

老犬が快適に毎日を過ごすために

犬も年をとり食欲が落ちていくことは自然な流れですが、体力を維持するためにも、できればバランスの良い食事を喜んで食べてもらいたいものです。既に病気の治療で処方食を食べている場合や、免疫力が落ちている犬にはおまけの牛乳やマヌカハニーなどを与えない方が良いこともありますが、普段から愛犬を診てくれている獣医さんとよく相談してみてください。愛犬が喜んで美味しく食事を食べてくれると、飼い主さんも幸せな気持ちになれますね。

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