犬に手作りおやつをあげてもいいの?はちみつや果物を与えるときの注意点
マヌカハニーの食べ方・使い方 2023.08.02

犬に手作りおやつをあげてもいいの?はちみつや果物を与えるときの注意点

犬の食事は基本的にドッグフードが推奨されていますが、市販品に含まれる添加物を心配する飼い主さんは少なくありません。手作りご飯はきちんと栄養バランスを考える必要があるので、作るのが大変ですが、手作りおやつをたまにあげるくらいなら、「大丈夫では?」と考える方は増えているようです。
今回は、犬の手作りおやつで使うことの多い、はちみつや果物を与えるときの注意点について、ご紹介します。

目次

犬に手作りおやつをあげてもいいの?

最初に、犬の食事は基本的にドッグフードが推奨されているとお伝えしましたが、おやつなら手作りであげても大丈夫でしょうか?いろいろな意見があるものの、「与えてはいけない食べ物は絶対にあげない」「カロリーや糖分が多くならないようにする」ことを守れば、少量の手作りおやつは問題ないと考える方が多いようです。

犬に食べさせてはいけない食べ物がある

犬に食べさせてはいけない食べ物がある

犬と人間では食べ物の消化・吸収・分解の仕組みが異なります。そのため、人間が食べて問題ない食べ物であっても、犬にとっては有害となる場合があります。犬に食べさせてはいけない代表的な食べ物として、玉ネギ、長ネギ、チョコレート、ピーナッツ、アボカド、牛乳、アルコールなどが挙げられます。

犬に手作りおやつをあげるなら

犬に手作りおやつをあげるなら、食べさせても良い食材を選ぶことは大前提です。また、穀類や野菜を使う場合は消化しやすいよう加熱調理して与えることや、糖分が多くならないようにすることが大切。アイスクリームを好む犬もいますが、特に成犬の場合は牛乳に含まれる乳糖(ラクトース)を上手く消化することができません。牛乳を主成分としているため、アイスクリームは与えない方が良いでしょう。

犬にはちみつを与えるときの注意点

はちみつにはボツリヌス菌が含まれていることから、抵抗力の弱い子犬や病気で弱っている老犬には与えない方が望ましいとされています。はちみつを与えるなら、消化器が十分発達し免疫力のある成犬にしましょう。
ただし、はちみつには糖分が含まれるので、与える場合は少量にしてください。犬にとって糖分はそれほど必要な栄養素ではありませんので、人間と同様、犬に糖分をあげすぎると太ってしまいます。おやつの甘みづけに使うときはトッピングとして少量使うのがおすすめです。
犬の舌は甘みに対する味蕾(みらい)の数が多いため、甘い味を好みます。糖分の与えすぎはよくないとご説明しましたが、はちみつは砂糖と比べると少量でも甘みを強く感じるため、手作りおやつに使う際、少量の使用で済むというメリットがあります。

犬にマヌカハニーをあげても大丈夫?

犬にマヌカハニーをあげても大丈夫?

飼い主さんがマヌカハニーを食べているとき、犬が欲しそうにしていたらあげても大丈夫でしょうか?マヌカハニーは抗菌作用を持つはちみつのため、口内炎や歯周病のある犬に与えると、原因菌を殺菌してくれる効果が期待できます。
もし、犬がマヌカハニーに興味を持っていたら、指先にちょっとつけて舐めさせてみても良いかもしれませんよ。

犬に果物を与えるときの注意点

犬は甘くてジューシーな食べ物が大好き。みかんやイチゴを欲しがる子も多いですよね!犬に与えても良いとされている果物には、イチゴ、バナナ、リンゴ、みかん、梨、スイカがあります。
ヘルシーなイメージの果物ですが、果糖という糖分が多く含まれているので、たくさん与えないようにしてください。果物を食べ過ぎると肥満の原因になるほか、「食物繊維が豊富」なことによる下痢の心配があります。食物繊維が悪い方に働いてしまうケースですね。
さらに、果物が好きになってドッグフードを食べなくなってしまう子もいるようです。犬にあげる手作りおやつで果物を使う場合、細かく切って、あげる量も少しにした方が良いでしょう。

犬の健康は飼い主さんが管理

飼い主さんが食べているものを欲しがるワンちゃんは可愛く見えますし、飼い主さんも自分が食べているものをあげたくなってしまいますよね。でも、犬には与えてはいけない食べ物がありますし、与えて大丈夫な食べ物であっても、与える量に気をつける必要があります。
口内炎や歯周病への作用が期待できるマヌカハニーは、犬に与えても大きな問題はないとされていますが、甘いものの食べ過ぎは肥満につながってしまうため、少量にとどめてくださいね。

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