猫の口臭にマヌカハニーは?猫の口臭ケアにおすすめの対策4つ
マヌカハニーの食べ方・使い方 2023.08.02

猫の口臭にマヌカハニーは?猫の口臭ケアにおすすめの対策4つ

とってもかわいいのに、顔を近づけたら猫の口がクサい…。「もしや口臭?」と思ったことはありませんか?猫の口が臭いときは人間と同様、猫の口の中でも口臭の原因菌が発生している状態です。特に体が弱い猫や老猫は口の病気にかかりやすいといわれているため、気がついたら早めにケアしてあげたいもの。
そこで今回は、猫の口臭ケア対策をいくつかご紹介!菌作用の高い成分を含むマヌカハニーの利用方法もご説明します。

目次

猫の口臭の原因は?

猫の口臭にはいくつか原因が考えられます。口腔内疾患、内臓疾患、そのほか食事が影響しているケースもあります。いずれにしても、猫の口がいつもと違うニオイを発していたら、早い段階で対策をとることが大切です。
ここでは、猫の口臭の原因について詳しくみていきましょう。

口腔内疾患

歯肉炎や歯周病などにかかり、口腔内の環境が悪化することで、口臭が発生しやすくなります。歯周病は猫がかかりやすい病気の1つといわれており、口臭だけでなく悪化すると歯が抜けてしまうことも。特に成猫期~高齢期は普段から様子をチェックしてあげましょう。

内臓疾患

肝臓や腎臓などに疾患がある場合、猫の口臭がきつくなる傾向があるといわれています。また、風邪が原因で口内炎や舌に炎症ができてしまったときなどにも、口臭が発生しやすくなります。

キャットフード

猫が普段食べているフードが口臭の原因となっていることもあります。特に、人工香料や保存料、着色料などの添加物が多く含まれているフードは、口腔内の健康を悪化させやすいといわれています。

猫の口臭ケアにおすすめの対策

猫の口臭ケアにおすすめの対策

猫の口臭は「健康状態が不安定である」という1つのサインといえます。病気の発症を防いだり、重症化させたりしないためにも、早期に口臭ケア対策をとるようにしましょう!

キャットフードの見直し

ウェットフードはドライフードよりも添加物が多く含まれているものが多いほか、歯や歯茎に残りやすいため、なるべく避けるようにしましょう。添加物が少ないドライフードがおすすめです。

食後の歯磨き

猫も人と同様に、食後に歯磨きをしないままでいると、だんだんと歯垢・歯石がたまり、口腔環境が悪化してしまいます。
猫用歯ブラシを嫌がる場合は、綿棒やガーゼを濡らして歯を擦るだけでも効果的ですよ。

定期検診

歯周病は口臭の原因になります。飼い主さんが普段からチェックすることはもちろん、定期的に獣医さんに猫のお口の中を診てもらいましょう。

猫の口臭ケアにマヌカハニーを与えてみよう!

前述の猫の口臭ケア対策のほか、マヌカハニーを利用する方法もあります。
高い殺菌・抗菌作用のMGOが含まれるマヌカハニーは、私たち人間はもちろん、猫の口腔内の健康維持や改善にも役立つといわれています。
ここでは、マヌカハニーの概要をはじめ、猫に与える際の注意点や与える量などについてご紹介します。

マヌカハニーに含まれる「MGO」について

マヌカハニーに含まれる「MGO」

MGOとは、強力な抗菌作用をもたらす物質「食物メチルグリオキサール」のことです。
マヌカハニーはMGOを豊富に含んでおり、その高い抗菌活性作用によって、歯茎や喉などの炎症を抑制したり、胃腸の働きを改善したりする効果のほか、感染症予防や免疫力向上、年齢ケアなどにも効果が期待できるといわれています。
マヌカハニーのパッケージに記載されているMGOマークは、1kgのマヌカハニーに含まれているMGOの含有量を示しています。
例えば「MGO200+」と表記されている場合、そのマヌカハニー1kgあたり200㎎のMGOが入っているということとなります。

マヌカハニーを猫に与える際の注意点

自然食品であるマヌカハニーは無添加のため安全な食品といえます。
しかし、マヌカハニーに限らずはちみつ全般にいえることですが、消化器官が未発達の子猫の場合、はちみつに含まれる「ボツリヌス菌の芽胞(がほう)」がしっかりと消化しきれず、ボツリヌス症が発症してしまう可能性があるため、子猫に与えるのは避けるようにしましょう。なお、1歳以上の成猫の場合は、適量であればマヌカハニーを与えても大きな問題はないとされています。

マヌカハニーを猫に与える量はどれくらい?

マヌカハニーを初めて猫に与える場合、まずは1滴舐めさせ様子をみるようにしましょう。
その後特に問題が起こらなければ、1日に小さじ1/3~1/2程度与えるようにします。
そのままはもちろん、フードやおやつに混ぜたり、肉球ケアのクリームの代わりとして肉球に塗ってあげたりするのもおすすめです。
ただし、与えてから嘔吐(おうと)や下痢がみられたら、直ちに与えるのを控え、念のため動物病院を受診してくださいね。

猫の健康管理のためにも口臭チェックは定期的に!

今回は、猫の口臭ケアとしておすすめの対策についてご紹介しました。
猫は自分で毛づくろいをするため、口が臭いと被毛にもニオイがついてしまうことがあります。そのため、猫と一緒に遊んでいるときに「猫の口がクサい…」「なんだか体(被毛)がクサい」と感じたら、まずは猫の口の中のニオイを確認するようにしましょう。
猫がかかりやすい病気とされる歯周病や腎臓系の疾患などにも口臭が関わっていることが多いため、猫の健康管理のためにも定期的に口臭をチェックすることをおすすめします。

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