FODMAPとは?腸が弱い方に低FODMAP食がおすすめの理由
食と健康 2023.08.02

FODMAPとは?腸が弱い方に低FODMAP食がおすすめの理由

「FODMAP(フォドマップ)」という言葉を聞いたことがありますか?高FODMAPの食べ物ばかり食べていると、腸が弱い方はお腹を壊しやすいといわれています。実は、はちみつは高FODMAP食に分類されます。低FODMAP食を試してみようと考えている方がいらっしゃると思いますので、今回は低FODMAP食でマヌカハニーを食べても大丈夫かどうか、ご紹介します。

目次

FODMAP(フォドマップ)とは

FODMAPとは「Fermentable、Oligo saccharides、Di saccharides、Mono saccharides、And、Polyols」の頭文字を取ったもので、それぞれ「発酵性、オリゴ糖、二糖類、単糖類、ポリオール※」を表しています。一般的に健康に良いと言われている食材でも、FODMAPの値が高いとお腹を壊す原因になりやすいとされているのです。
※ポリオール:日本の食品成分表では「糖アルコール」と表記されています。

低FODMAP食材と高FODMAP食材

最近注目されている低FODMAP食とは低FODMAP食材を中心に食べる食事療法のこと。特に過敏性腸症候群(IBS)の方にとって、お腹の不調解消に役立つ食事法であることが分かっています。慢性的にお腹の不調に悩まされている方は、高FODMAPの食材を避け、なるべく低FODMAPの食材を選ぶと良いでしょう。
低FODMAP食材と高FODMAP食材は以下です。

低FODMAP食材一覧(一部)

バナナ・ブルーベリー・レモン・グレープフルーツ・ブドウ・ニンジン・ピーマン・インゲン豆・レタス・ジャガイモ・カボチャ・米・オーツ麦・豆腐など

高FODMAP食材一覧(一部)

リンゴ・スイカ・ドライフルーツ・アスパラガス・ブロッコリー・小麦・パスタ・アイスクリーム・プロセスチーズ・大豆・はちみつなど

低FODMAP食でもマヌカハニーを食べて大丈夫?

マヌカハニーを食べて大丈夫?

はちみつは高FODMAP食材に分類されていますが、低FODMAP食を心掛ける場合はマヌカハニーを摂取しても大丈夫なのかが気になるところ。そもそも低FODMAP食とは、高FOSMAP食材を一つも食べないことではなく、あくまでも高FODMAP食材を控えめにするという食事方法です。
そのため、マヌカハニー(はちみつ)を食べても大きな問題はないといえるでしょう。また、マヌカハニーには腸内環境を整えてくれる成分が含まれているため、低FODMAPの食生活にうまく取り入れることで、健康維持に役立つことでしょう。

低FODMAP食の始め方

低FODMAP食では、お腹をこわす原因となる食材を特定することから始めます。最初は高FODMAPに分類される食材を食べないようにして、お腹の調子を見ながら、1種類ずつ足していきます。その流れの中でマヌカハニー(はちみつ)も加えてください。
もし、お腹をこわすことがなければ、マヌカハニーを食べても大丈夫といえるでしょう。

マヌカハニー(ハチミツ)の食べ方

マヌカハニー(ハチミツ)の食べ方

マヌカハニーに含まれるビタミンやミネラルは熱に弱いため、食べるときは加熱せず常温で食べましょう。
いちばんのおすすめは、清潔な木製のスプーンですくって生のまま食べることです。金属製だとマヌカハニー特有の成分の活性度が低くなるため、必ず木製やプラスチックのスプーンを使用してください。

マヌカハニーに含まれるMGOって何?

マヌカハニーには、MGO(メチルグリオキサール)という有用成分が含まれます。
MGOは腸内のビフィズス菌を増やす作用、口臭や歯周病の原因菌、そのほか腸内にいる悪玉菌を殺菌する作用があるとされています。その方の腸内環境にもよりますが、一般的には下痢をしやすい方にもMGOは有用な働きをするため、毎日少しずつ食べることによって、お腹の調子が整ってくることも期待できますよ。

マヌカハニーでヘルシーライフ

慢性的なお腹の不調に悩んでいる方にとって、有効とされている低FODMAP食。基本的にはFODMAP値が低い食材を中心とした食事療法ですが、高FODMAPの食材を絶対食べてはいけないわけではありません。腸内環境を整えてくれる成分が入ったマヌカハニーをうまく取り入れて、体の内側から健康的な毎日を過ごせるようにしましょう!

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