マヌカハニーの父!?ピーター・モラン博士をご紹介

2018.03.10マヌカハニーの基礎知識記事一覧 マヌカハニー専門店 BeeMe 編集部
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ニュージーランド原産のマヌカハニーは、健康維持に役に立つはちみつです。

近年では日本でも注目度が上がり、習慣的に取り入れている方も増加傾向にあります。そんなマヌカハニーの効能に着目し、世界で初めて本格的に研究したのが、イギリス人生物学研究者であるピーター・モラン博士です。

今回は、マヌカハニー研究の第一人者であり「マヌカハニーの父」とも呼ばれているピーター・モラン博士についてご紹介します。

ピーター・モラン博士の経歴

ピーター・モラン博士は、イギリスのウェールズ出身の生物学研究者です。

イギリスで博士号を取得した後ニュージーランドに渡り、1973年にワイカト大学の生物科学教授に赴任しました。その後はちみつ研究科学科長として自然抗菌物質について研究している際、マヌカハニーに出会います。

1981年、マヌカハニーを研究する「ハニー・リサーチ・ユニット」という特別ユニットを立ちあげ、世界で初めて本格的にマヌカハニー研究を開始しました。

そこでの研究により、マヌカハニーが他のはちみつにはない独特の抗菌物質を持っていることを突き止めます。

1982年、マヌカハニーが「ピロリ菌」に及ぼす影響について学会で発表したことにより、マヌカハニーは世界的に注目されるようになりました。

1998年、マヌカハニーに含まれる成分を「UMF(ユニーク・マヌカ・ファクター)」と命名し、強度を数値化しました。

その後、博士はUMFを管理するべく、アクティブマヌカハニー協会(現在のUMF協会)を設立、その後脱退し2009年に新基準「MGS(モラン・ゴールド・スタンダード)」を作りました。

ピーター・モラン博士は2015年9月に亡くなるまで、「マヌカハニーで世界の人々を救いたい」という一心で研究を続けられたそうです。

マヌカハニーに注目した経緯

ピーター・モラン博士がマヌカハニーと出会ったのは、イギリスからニュージーランドへ移り、自然抗菌物質の研究をしている最中のことです。

ニュージーランドでは、古くからマヌカハニーが人々の健康維持に使われていました。

博士はマヌカハニーの歴史に興味を持ち、マヌカハニーの特別な抗菌性を研究することとなったのです。

UMFの名付け親

ピーター・モラン博士が、現在のUMF協会であるAMHA(アクティブマヌカハニー協会)を設立し、所属中に作り上げたのがUMF規格です。

UMFとはユニーク・マヌカ・ファクターの略で、ピーター・モラン博士が名付けた、マヌカハニー特有の抗菌物質の名称であるほか、その活性度合いを数値化した基準(規格)でもあります。

マヌカハニーの商品ボトルに記載されている「UMF10+」などの数値は、マヌカハニーの強度を、標準的な抗菌物質といわれる医療用消毒液のフェノール溶液と比較して表したものとなります。

例えば「UMF10+」と記載されたマヌカハニーは、フェノール液の濃度10%と同等の強さがあることを示しています。

マヌカハニーの新基準「MGS」とは

ピーター・モラン博士は現在のUMF協会であるAMHA協会脱退後、2009年にMGS(モラン・ゴールド・スタンダード)という新基準を作りました。

新基準名に博士自らの名前を入れた理由は、「ピーター・モラン博士が認めた品質と検査方法で作られたマヌカハニーであることを保証する」という意味が込められています。

現在、マヌカハニーの抗菌力強度表記において、ニュージーランド政府により使用が認められているのは「UMF」「MGO」「MGS」の3つの基準(規格)となります。

規格を確認して、マヌカハニーを選ぼう!

今回は、マヌカハニー研究の第一人者であるピーター・モラン博士についてご紹介しました。

マヌカハニーに含まれる成分が、私たちの健康をサポートしてくれるということを発見したピーター・モラン博士は、その研究と貢献が認められ、1995年に大英帝国勲章の1つである「MBE章」を受賞しています。

現在、マヌカハニーは健康食品として注目度が高く、多くの方の支持を得ています。ピーター・モラン博士の「マヌカハニーで世界の人々を救いたい」という思いは、しっかりと現在につながっているといえますね。

博士が開発したUMFやMGSの規格は世界中で使用されていて、日本で販売されているマヌカハニーにも記載されています。購入する際にはこれらのマヌカハニーの規格の数値を参考にして、自分の希望にマッチするマヌカハニーを探し出してみてください♪