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マヌカハニーとは?マヌカハニーと一般的なはちみつの違い

マヌカハニーとは?マヌカハニーと一般的なはちみつの違い

自然派食品に興味がある方の中には、マヌカハニーというはちみつをご存じの方も多いのではないでしょうか?マヌカハニーは、健康をサポートしてくれる食品として世界中で人気となっている、ニュージーランド原産のはちみつです。今回はその高い効能をよりお分かりいただくために、マヌカハニーが一般的なはちみつとどのように違うのかを比較してご紹介します。 目次 そもそもマヌカハニーとは? まずはマヌカハニーとはどのようなものなのか、という点からご紹介します。マヌカハニーとは、その名の通りマヌカの花から採集されるはちみつです。もともとはニュージーランドの原住民族であるマオリ族がマヌカを使い出したといわれています。マオリ族は、ハーブや木のオイル、はちみつなど自然のものから効能を見いだし、薬代わりに使用する才に優れた民族です。もちろん彼らは、このマヌカの花の蜜はもちろんのこと、葉や幹も、薬のようにして使用してきました。マオリ族だけではなく、海洋探検家として名を馳せたジェームズクック船長などのヨーロッパからの入植者も、マヌカの木を利用してきました。そして現代では、2000年代後半にマヌカハニー独自の抗菌作用が科学的に証明されたことからセレブたちが愛用し始めたことなどもあって、一般にも名前が知られる有名健康食品となりました。自然の力を生かした健康サポート食品として、日本での人気も右肩上がりです。 普通のはちみつとは違う、薬のような独特な味 そんなマヌカハニーと、一般のはちみつ。もっとも分かりやすい違いが味です。日本で一般に売られているはちみつはレンゲやアカシアの花から採取されたものがほとんどですが、これらのはちみつはクセや香りが少なく、その分食べやすい万人受けの味といえます。一方のマヌカハニーは、薬のような独特のコクがあり、慣れると病みつきになるという人もいるものの、初めて口にした際には「ちょっと苦手」と思う人も多いようです。また、「これは本当にはちみつなの?」と思ってしまうほど独特の香りがあり、口に含むととろりとした食感も大きな特徴です。慣れるまでは、ビネガードリンクに混ぜたり、フルーツヨーグルトに混ぜたりすると食べやすいですよ。 加熱に強い!熱しても変わらないその効能 そもそもはちみつ自体が栄養価が高い自然食品として有名ですが、その一方ではちみつの欠点としていわれているポイントが「加熱に弱い」という点です。一般的なはちみつは40℃を超えるとその栄養価が失われ出すことが分かっており、栄養補給を目的として摂取したい際には調理法が限られてしまいます。一方で、マヌカハニーは加熱に強いです。ミネラル、ビタミンといった一般のはちみつにも含まれている栄養素はやはり加熱によって影響を受けますが、メチルグリオキサールというマヌカハニーに含まれる栄養素は100℃に達してもその成分に変化がないとされています。例えば、入れたての紅茶に混ぜて飲用したいという場合、一般のはちみつだとその甘味は残っているものの栄養素は破壊されてしまっています。そのため、ただの甘味成分となってしまうのです。ところがマヌカハニーだと、その独特の香りも甘味もそのまま残っています。メチルグリオキサールも効果を損なうことなく摂取することができます。そのため、一般のはちみつよりも幅広い使い方ができます。 しっかりとした品質保証システム マヌカハニーは大変希少価値が高く、大量に生産できるものではありません。また、その効能の高さから人気が上昇するにつれて、値段は高価なまま品質を落とした悪質品や偽物などが出回るようになりました。そのような悪質品の蔓延を防ぐために、現在ではUMF(Unique Manuka Factor)というブランドマークが使われるようになりました。UMFとは、マヌカハニーの抗菌パワーの含有量を計測したものです。この抗菌パワーが多いほど、数値が高く、品質の高いものになります。今日では、UMF協会(旧・アクティブマヌカハニー協会:AMHA)など、マヌカハニーに関するライセンス資格を厳重に管理する団体が結成されています。UMFというブランドマークを確認することで、しっかりとした品質のマヌカハニーであることを消費者が把握できるのも、一般のはちみつとは異なるポイントです。UMFのほかにも、メチルグリオキサールの含有量を測定したMGOなどの商標もありますので、マヌカハニーを選ぶ際の参考にすると良いでしょう。 おわりに 今回はオーガニック健康食品の愛好者の方々に人気のマヌカハニーと、一般のはちみつの違いをご紹介してきました。違いはお分かりいただけたでしょうか?一般のはちみつ自体も栄養効果が高い自然食品ですが、マヌカハニーにはさらに独特の栄養補給の効果や、健康をサポートする効果があります。まだ試したことがないという方は、ぜひ一度試してみてください。

マヌカハニーとは?購入前に知っておきたいマヌカハニーの基礎知識

マヌカハニーとは?購入前に知っておきたいマヌカハニーの基礎知識

海外セレブの間で話題になったマヌカハニー。少し気になるけど店舗などで見かけるマヌカハニーは普通のはちみつと比べて高いし、何がそんなにいいのかよくわからない…。という方も多いのではないでしょうか。こちらではマヌカハニーのことが気になっている方のためにマヌカハニーの味や特徴、マヌカハニーの選び方や食べ方など、マヌカハニーの基礎知識をまとめました。これからマヌカハニーを購入したいと考えている方は、はちみつの中でも高級品であるマヌカハニーを購入するにあたって不明点を解消し、どんなマヌカハニーを選べば間違いないのか、知っておきましょう。もちろんただ何となくどんなものなのか気になる方も、マヌカハニーのことがよくわかる記事になっていますのでぜひご一読いただきマヌカハニーを知るきっかけにしてくださいね。 目次 マヌカハニーとは? マヌカハニーとは、ニュージーランドの一部に自生している「マヌカ」という野生の木から採取される100%天然のはちみつです。マヌカは、日本の桜に似た花をつけるフトモモ科の低木で、日本でも「ギョリュウバイ(御柳梅または魚柳梅)」という名前で知られています。開花時期は12月前後でマヌカハニーが採取できるのは開花時期のうちのたった4週間だけ。採取時期の短いことや採取できる地域が世界の中でもごく僅かということから希少性が高いはちみつです。そしてマヌカハニーの一番の特徴は「メチルグリオキサール(MGO)」という、普通のはちみつには含まれない有用成分が含まれていること。近年の研究で、このメチルグリオキサールが持つ有益な作用が多くの研究で明らかになりました。 ⇒マヌカハニーに含まれる「メチルグリオキサール」について マヌカの花粉からミツバチが作ったはちみつの中でもメチルグリオキサールが含まれているはちみつと含まれていないはちみつがあるうえ、このメチルグリオキサールの含有量が多くなればなるほど希少性も高まります。メチルグリオキサールの含有量はUMFなどの規格で管理されていますが、UMF10+以上のマヌカハニーは全マヌカハニーの中でも15%しか流通していないと言われているため、薬効があるとされるマヌカハニーは非常に希少性が高く「奇跡のはちみつ」と呼ばれるのです。 ⇒マヌカハニーとは?マヌカハニーと一般的なはちみつの違い ⇒マヌカの花からマヌカハニーを集める蜂について教えて! マヌカハニーの歴史 「奇跡のはちみつ」マヌカハニーははるか昔から現地の人々に親しまれていましたが、薬効成分の発見や数値偽装問題などマヌカハニーを現在のように安全で確実な製品とするまでには長い道のりがありました。こちらではマヌカハニーの歴史をご紹介します。 伝統薬として親しまれていた マヌカハニーを利用していた最初の民族と言われているのがニュージーランドの先住民であるマオリ。マオリは病気の治療や健康増進のためにマヌカの葉を煎じて薬草として服用し、やけどや切り傷などの外傷の治療薬として使用してきました。当初は栄養面を考えて食用にはちみつを摂取していたようですが、使ううちに傷の治りが早く、風邪などの不調も改善するようだと知られるようになったために「薬」として使用する場面が増えていったと言われています。マオリ族のころからマヌカは「癒しの木」「復活の木」と呼ばれていたようです。 ⇒マヌカハニーを長年愛用?ニュージーランドの先住民・マオリ族について 現代でもマヌカの葉はオイルにして使うほか、オイル自体を石鹸・化粧水といった商品に配合したり、樹液は咳止め・やけどの傷口に使用されたりと、マヌカの木そのものが人々の生活に役立っています。 ⇒マヌカオイルとは?マヌカの木から採取されるオイルについて マヌカハニーの抗菌作用が明らかに ニュージーランドの中でのみ愛用されてきたマヌカハニーが世に知れ渡るきっかけとなったのが、マヌカハニー研究の第一人者とも言える、ピーター・モラン博士です。1973年にニュージーランド・ワイカト大学に赴任したイギリス人の生物学教授ピーター・モラン博士が、自然抗菌物質の研究を行っていたときに出会ったマヌカハニーに注目し、1981年に「ハニー・リサーチ・ユニット」というマヌカ研究チームを立ち上げます。その研究の中で他の一般的なはちみつには無いマヌカハニーだけに含まれている特別な殺菌作用が発見され、マヌカハニーの存在が世界中に知れ渡ることになりました。さらにピーター・モラン博士はその年の天候や養蜂された場所によって異なる殺菌作用を数値化(UMF)することに成功し、それをボトルに表記することでマヌカハニーの信用を勝ち取りました。 ⇒マヌカハニーの父!?ピーター・モラン博士をご紹介 その後、2008年にドイツ人のトーマス・ヘンレ教授がマヌカハニーの抗菌成分がメチルグリオキサール(MGO)であることを明らかにし、UMF以外にもさまざまな規格でマヌカハニーの抗菌作用が数値化され、販売されるようになりました。 数値偽装問題からより厳密な規格管理へ しかしマヌカハニーに注目が集まり、高額なマヌカハニーが取引されるようになると、悪質な販売業者によって成分品質の数値が偽装される問題が横行し始めました。2013年イギリスのFood & Environment Research Agency(食品&環境リサーチ機構)により行われた調査によって、イギリス国内で販売されていた約半数のマヌカハニーは成分品質の数値に偽装があったことが判明し、大きな社会問題となりました。この問題に対応するため、2015年にニュージーランド政府が国をあげて数値偽装表示の撲滅に取り組み始め、UMF、MGO、MGSの3つの規格をニュージーランド政府認定の規格としました。こうした背景を経て、現在では確かな品質のマヌカハニーを誰でも手に入れられるようになったのですね。マヌカハニーの概要がわかったところで、以降のパートではマヌカハニーの味や成分など実際のマヌカハニーがどのようなものなのか、ご紹介します。 マヌカハニーの味 マヌカハニーの味は普通のはちみつとは異なる、甘さと苦みが混ざった濃厚な味わいが特徴です。味の感じ方は人それぞれですが「クリーミー」「コクのある味」と感じる方が多いと言われています。一般的には、マヌカハニーの等級を示すUMFやMGOの数値が高くなるにつれて独特の風味が強くなり、「薬っぽい味がする」という意見が多くなるようです。マヌカハニーは海外の医療現場でもその抗菌作用を評価されて使われているため、「薬っぽい味」というのも理解できますよね。ただ、マヌカハニーはあくまではちみつ。そんな優れた抗菌成分が入っていてもしっかり甘みも感じられるのがマヌカハニーの魅力なのです。普通のはちみつに比べて水分量が少ないため、水あめに近い食感を味わうことができ、コクのある甘みと合わさると「生キャラメルのよう」と感じるお客様もいます。 マヌカハニーの色 一般的なはちみつは透明度が高く、黄色みを帯びているものを想像される方が多いのではないでしょうか。マヌカハニーの色は透明度は全くなく、どちらかというとブラウンに近いクリーム色をしています。当店で取り扱っているマヌカハニーの色を数値の低いものから高い順に並べてみると、左が数値の低いもの(UMF5+など)になり、右の数値が高いもの(UMF20+など)へ向かってより濃くなっています。このように普通のはちみつとは色の透明度や濃さが全く違うことがわかりますね。実ははちみつ自体も採取した花によって色に違いがあり、その違いはミネラルの濃さによって変わると言われています。マヌカハニーの色がこれだけ濃いのは豊富な栄養成分が入っているからなんですね。 ⇒マヌカハニーの色や味が濃い理由は?なぜ黒い容器なの?...

マヌカハニー、プロポリス、ローヤルゼリーの違いと共通点

マヌカハニー、プロポリス、ローヤルゼリーの違いと共通点

健康志向が高まり、インターネットが普及すると、あっという間にさまざまな健康食品が広まるようになりました。なんとなくどんなものなのか分かっているつもりでも、いざ「詳しく説明してみて」と言われると答えに詰まってしまう方も多いのではないでしょうか。例えば、最近注目されているマヌカハニーと、ローヤルゼリー、プロポリスの違いはお分かりでしょうか?「みんなはちみつの一種なんじゃないの?」などと思っていらっしゃる方、それは誤りです。マヌカハニー、ローヤルゼリー、プロポリスはどれもハチ由来の天然成分で、健康効果があると注目されていることに違いありませんが、全く別のものです。今回は、マヌカハニー、プロポリス、ローヤルゼリーの違いと共通点をご紹介します。 目次 マヌカハニーとは? マヌカハニーを語る上でまず知っておいていただきたいのが、マヌカという植物の存在です。マヌカはニュージーランドに自生する野生のフトモモ科の低木で、先住民族であるマオリ族は「癒やしの木」と呼んで、葉を煎じて飲んだり、塗り薬として使用したり、古くから民間療法に役立ててきました。このマヌカの花からとれるはちみつをマヌカハニーと呼んでいます。ただし、花の蜜=はちみつというわけではありません。はちみつとは、働きバチが集めてきた花の蜜を巣の中で加工・熟成したものを指します。巣の中で水分が取り除かれて、糖度がアップしているのです。はちみつには通常、過酸化水素や「メチルグリオキサール」という成分が含まれており、これらには抗菌作用や殺菌作用があるとされています。マヌカハニーのメチルグリオキサールの含有量は、他のはちみつと比較すると突出していることから、急速に注目が集まっているのです。 ローヤルゼリーとは? ローヤルゼリーとは、若い働きバチが花粉や花の蜜を体内で合成したもので、乳白色のクリーム状の物質です。はちみつに比べると酸味が強いのも特徴の1つです。ローヤルゼリーは女王バチになる幼虫に働きバチが与える特殊な分泌物です。女王バチが働きバチの2~3倍の大きさに育つことも、寿命が20~40倍近く長いということも、毎日のように新しい卵を産み続けられることも、ローヤルゼリーを食しているためだといわれています。「デセン酸」というローヤルゼリーにのみ含有される特有成分があり、この含有値によってローヤルゼリーの品質の良し悪しが決まります。 プロポリスとは? プロポリスは、集めてきた樹脂を働きバチが口内で噛み続けることで、唾液と混ぜ合わせてできた物質です。ミツバチは、プロポリスをハチの巣の隙間を埋めるために使用しています。これはプロポリスの抗酸化作用や減菌作用が、巣へ病気や寄生者が侵入することを阻止する役割を果たしていると考えられています。この抗生物質的な役割を果たしているのが「フラボノイド」という成分です。プロポリスの品質の良し悪しはこのフラボノイドの含有量で決まります。 3つの違いと共通点 上記でご紹介した通り、それぞれが作られる過程や含まれる成分は、大きく異なります。また、味もそれぞれ大きく異なるため、「マヌカハニーはおいしく食べられるけど、プロポリスはどうしても苦手…」など、好き嫌いが出る場合もあります。いろいろな健康食品を試してみて、おいしく無理なく続けられるものを選ぶことをおすすめします。共通点は、どれもハチの働きによって作られている自然食品ということです。人工的に生成された食品や医薬品ではないため、薬害などの心配はありません。 おわりに マヌカハニー、プロポリス、ローヤルゼリーとは何か、それぞれの違いと共通点についてご紹介しました。マヌカハニーにしてもローヤルゼリーにしてもプロポリスにしても、優れた栄養価を持つものばかりで、どれが一番良いと明言することは難しいです。ご自分に何が必要なのかは、体調等と相談して決めてください。もちろん1つに絞る必要はありません。どれも天然由来成分で安心ですし、栄養・効能も違うため、併用することで相乗効果が期待できます。ぜひお好きなものを日常生活に取り入れて、ご自身とご家族の健康維持に役立ててくださいね!

これ本物?それとも偽物?マヌカハニーの見分け方

これ本物?それとも偽物?マヌカハニーの見分け方

世界中の自然派食品ファンから大人気となっているマヌカハニーですが、偽物マヌカハニーが大量に出回っていることでも有名です。そんな偽物マヌカハニーと本物マヌカハニー。今回は、一体どのようにして見分けることができるのかを徹底分析します。しっかりその違いを見分けて、本物のマヌカハニーを購入しましょう。 目次 こんなマヌカハニーに注意! どのようなマヌカハニーが偽物の可能性があるのか、注意したいポイントを3つ挙げます。 成分や商標が不確かである 成分分析証明書や品質証明書がついていない 値段が他に比べて妙に安い もしお手元のマヌカハニーが、このうちどれか1つでも該当するなら要注意。もしかすると、偽物のマヌカハニーかもしれません。今からご紹介する「マヌカハニーの見分け方を」チェックしてみてください。 【見分け方1】成分表記や商標をチェック! マヌカハニーにはいくつかの成分表記や商標がボトルのラベルやパッケージに表示されています。これらをチェックすることで本物のマヌカハニーであるかどうかを見分けることができます。今回は代表的な成分や商標をご紹介します。マヌカハニーを購入する際、ラベルやパッケージにどのように表示されているか確認してみてください。 UMF=抗菌活性力を示す規格 マヌカハニーに関する商標で最も多く見かけるのがUMF(Unique Manuka Factor:ユニーク・マヌカ・ファクター)です。マヌカハニーの抗菌活性成分が、消毒薬のフェノール溶液と比較してどの程度の抗菌作用があるのかを数値化したもので、1998年に誕生しました。UMFの数値が高ければ高いほど抗菌力が強いことを示します。この商標は、UMF協会の基準をクリアし、ライセンス料を支払っているメーカーにのみ使用が許可されています。つまり、UMFの数値が表示されているということは、正式にUMF協会に認められている証<でもあります。UMF協会のWebサイトでは、協会がライセンスの使用許可を与えているメーカーのリストを公開しています。UMFが表示されているマヌカハニーの購入を検討する際は、リストにメーカー名が載っているかどうかで、本物か偽物かを見分けることができます。 MGO=抗菌成分そのものの量 UMF規格誕生から暫く、マヌカハニーが持つ独自の抗菌活性成分が何なのか不明のままUMFで成分量が計測されていました。UMF誕生から10年後の2008年、やっと抗菌活性成分の正体がメチルグリオキサール(Methylglyoxal)であることが判明。このMGOという新しい規格が誕生しました。MGOは、マヌカハニーの大手メーカーであるマヌカヘルス社で独自に採用している基準です。フェノール液と比較してどのくらいの抗菌作用があるのかを見るUMFと異なり、MGOは抗菌成分そのものの量を計測します。このため、UMFよりも正確にその抗菌活性成分量を計測することができるといわれています。UMFと同様に、MGOの数値が表示されているということは、そのマヌカハニーが抗菌活性成分が認められた本物である証だといえます。 その他の表記 UMFとMGOが、マヌカハニーの成分を証明する際に用いられる二大表記です。ところが、UMFを使用するには高いライセンス料が必要であることから、中小メーカーでは使用することが難しく、代わりの表記が乱立しているのが現状です。例えばNPA(Non-Peroxide Activity)は、検査方法自体がUMFとほとんど変わりがなく、マヌカハニーに抗菌活性成分がどの程度含まれているのかを示す規格です。さらに、MGS(Molan Gold Standard)というものもあります。マヌカの分子を解明することで、マヌカハニー独自の作用である非酸化物作用を正確に測定した製品につけられる表記です。徐々にUMFからMGSへと規格を移行する大手メーカーも現れはじめています。TA(Total Activity)という表記もあります。TAの検査ではメチルグリオキサール(MGO)と過酸化水素を合計し、抗菌活性成分量測定を行います。このためマヌカハニー独自の抗菌活性成分メチルグリオキサールが含まれていなくても、過酸化水素成分が含まれていれば「抗菌活性成分あり」と判定されます。マヌカハニーの品質判断基準とするには力不足の感が否めません。このように、マヌカハニーにはさまざまな成分表記が使われています。「確実に本物のマヌカハニーを手に入れたい」という方には、二大表記として信頼を得ているUMFかMGOが表示されている製品を買うことをおすすめします。 ⇒MGO、UMFとは?マヌカハニーの選び方 【見分け方2】成分分析証明書や品質証明書を確認 先に紹介した二大表記がラベルに表示されていても、ラベル自体を偽装して偽物を販売する悪質なケースもみられます。そんな悪質な偽物を見分ける手段として有効なのが、成分分析証明書あるいは品質証明書です。先に紹介した二大表記がラベルに表示されていても、ラベル自体を偽装して偽物を販売する悪質なケースもみられます。UMFもMGOも、マヌカハニーの品質が確かなものであると証明するため、念入りに検査を行い、証明書を発行しています。成分分析証明書あるいは品質証明書があれば、「このマヌカハニーは本物である」と判断することができ、安心です。購入の際は証明書があるかどうかをしっかりと確認すると良いでしょう。 【見分け方3】商品の値段も本物か偽物かの判断基準 マヌカハニーは大変希少で、日本に輸入するにはコストがかかる食品です。そのため、一般的なはちみつと比べるとかなり高価です。したがって次のような場合、偽物のマヌカハニーの可能性があります。 UMFやMGOの数値が高いにも関わらず、他の同じ数値のマヌカハニーより明らかに安価である (セールでもないのに)安価であることを強調して宣伝している このような場合は注意が必要です。もしかするとそれは、偽物のマヌカハニーだったり、違法に輸入されたものだったりするかもしれません。...

アクティブマヌカハニーとは?アクティブの意味と効能について

アクティブマヌカハニーとは?アクティブの意味と効能について

健康をサポートするとされているマヌカハニーは大変人気があります。その中でも「アクティブマヌカハニー」という名前を聞いたことがあるでしょうか。マヌカハニーは全てが同じものというわけではなく、品質やグレードがものによって異なります。今回は、アクティブマヌカハニーはどのようなものなのかを解説していきます。 目次 マヌカハニーとはちみつの違い そもそもマヌカハニーは一般的なはちみつと何が違うのでしょうか。まず、希少性の高さという点が挙げられます。マヌカハニーは、ニュージーランドに自生している「マヌカ」というフトモモ科に属する低木から採取できるはちみつです。マヌカの木は暖かい気候になると白やピンク、赤などの花を咲かせます。マヌカの花が咲いているのはおよそ4週間だけなので、マヌカハニーが摂取できるのは1年の中で4週間だけということになります。マヌカハニーはニュージーランドでも、とても貴重で高価なはちみつとされています。そして、栄養価においても一般的なはちみつとの違いがあります。マヌカハニーは、独自の抗菌成分であるメチルグリオキサールを含んでいます。そのため、世界中から身体に良い食品として人気を集めているのです。 アクティブマヌカハニーとは それでは、希少価値の高いマヌカハニーの中でも特別なものとされている「アクティブマヌカハニー」とはどんなものなのでしょうか。アクティブマヌカハニーとは、抗菌効果が高いと認められたマヌカハニーのことです。マヌカハニーは健康維持に良いとされていて、さまざまな力を発揮するとされているものですが、全てのマヌカハニーの力が認められているわけではありません。マヌカハニーには、そのグレードを数値で示すUMFやMGOなどのブランドマークがあります。UMFはマヌカハニーに含まれている殺菌成分を消毒液のフェノール液と比較した数値、そしてMGOはマヌカハニーの中に含まれているメチルグリオキサールの数値を意味しているものです。このブランドマークの指数がUMFは10+以上、MGOは100+以上になると、アクティブマヌカハニーと呼ばれるようになります。 アクティブマヌカハニーの数値 アクティブマヌカハニーは、通常のマヌカハニーと比べて、より高い効能が期待できます。実際に効能を認められて、ニュージーランドの医療現場でも使用されています。一般的なスーパーやドラッグストアなどの実店舗で販売されているマヌカハニーの数値は、UMF10+にもMGO100+にも満たないものがほとんどです。このようなものはアクティブマヌカハニーに期待できる医療効果はないので、生活の中での栄養補給や健康維持にお使いいただくと良いでしょう。 アクティブマヌカハニーは希少 基準を満たしているアクティブマヌカハニーは、マヌカハニー全体の生産量の中の2割ほどしかない希少なものです。さらに、アクティブマヌカハニーの中でもUMF20+上のさらに効果が高いものも存在します。しかし、その量は全体の1割ほどしか採取できないとされていて、その採取量もどんどん減少傾向にあるとされています。アクティブマヌカハニーが採取できなくなってくれば、市場で販売される値段はさらに高価になっていくことが予想されます。 アクティブマヌカハニーを試してみよう♪ マヌカハニーは通常のものでも、十分に健康維持や美容のサポートに役立つとされています。ですがより強い効果や抗菌作用を求める場合はアクティブマヌカハニーを試してみるのも良いかもしれません。その際は必ずブランドマークや数値を確認してから購入するようにしてみてくださいね。

マヌカハニーはどこで買える?はちみつ専門店や薬局など、買えるお店をご紹介

マヌカハニーはどこで買える?はちみつ専門店や薬局など、買えるお店をご紹介

目次 マヌカハニーはどこで買える?はちみつ専門店や薬局など、買えるお店をご紹介 最近話題のマヌカハニー。「購入してみたいけど、どこで買えばいいのかわからない…」という方も多いのでは?どうせ買うなら、はちみつとしてのおいしさも、抗菌作用も、どちらも期待したいものですよね。そんな、より良いマヌカハニーを購入したいあなたに、マヌカハニーが買えるお店をご紹介します。 マヌカハニーはどこで買えるの? 一般的な食品スーパーなどでは、普通のはちみつしか置いていないことがほとんどですよね。では、マヌカハニーはどんなお店へ行けば購入できるのでしょうか? はちみつ専門店 確実にマヌカハニーを買いたいなら、はちみつ専門店へ行くのが良いでしょう。はちみつ専門店では、さまざまな種類のはちみつが棚に並んでいます。いろいろな種類が棚にずらりと並んでいるのを見ているだけでも幸せな気分になれそうですよね。はちみつ専門店では試食もできることが多いですから、マヌカハニーの食べ比べができるのがうれしいポイント。ただし、はちみつ専門店はどこにでもあるわけではありません。ご自宅やお勤め先の近くにあるかどうか、まずはインターネットで調べてみてくださいね。 輸入食品店 はちみつ専門店よりも多くの街にあり、足を運んで損はないのが輸入食品店です。チェーン展開されているお店では、お客さんが買いやすい、お手頃な価格のものが並んでいます。マヌカハニーに関して、望む品質のものが全て網羅されていない可能性もありますが、ひとまず試してみたいという初心者の方にはおすすめです。 高級スーパー・デパート ほか、高級食品スーパーやデパートなどにもマヌカハニーが置いてあることがあります。少し高めの価格のものしかない可能性が高いですが、お出掛けで立ち寄った際にチェックしてみる価値はあるでしょう。 薬局(ドラッグストア) 最近の薬局は、幅広い品物を扱っています。薬だけでなく、日用品やお菓子、飲み物まで揃えることができます。しかし、いろいろな品物がある分、その品揃えは不十分なことがよくあります。マヌカハニーの瓶を求めて薬局に行っても、在庫がない場合もあるでしょう。さらに、マヌカハニーは日本ではあくまで食品であり、薬としては扱われてはいません。薬局に常駐している薬剤師であっても、健康食品まで解説できるとは限りません。少し喉が痛いので、マヌカハニーが配合されたのど飴を買いたいなどの目的であれば、薬局は便利に使うことができるかもしれません。 マヌカハニーを買える最適な店は? 新しいものを取り入れるときには、しっかり吟味して、疑問点をなくしてから買いたいという方におすすめなのが、品揃え豊富なネットショップです。ネットショップでの購入であればわざわざ足を運ぶ手間もないですし、自分が納得できるまでとことん調べられます。 まずは情報収集をして、どんなものを購入するか決める まずはネットや本でマヌカハニーについて調べ、特定の症状への作用を期待しての購入なのか、健康維持を期待しての購入なのかなど、購入の目的をはっきりさせましょう。目的によって適した活性度などは異なるため、自分の目的に合ったマヌカハニーを見つけてください。マヌカハニーは継続して摂取することに意味があるため、値段の相場もチェックしておくと良いでしょう。 はちみつ専門店やお試しパックで味見 次に利用するのは、実店舗のはちみつ専門店です。念願のマヌカハニーを買ったは良いものの、味にくせがあり結局食べることができない…なんていう事態は回避したい慎重派の方は、ぜひ実店舗で味見をしてみて。抗菌力が中程度のマヌカハニーはこんな味、超高活性になるとさらに薬っぽい味に…という目安が分かれば、購入時の参考になるはずです。近くにはちみつ専門店の店舗がない場合は、ネットショップでお試し用の少量パックを購入して味見するのがおすすめです。 お目当てのものが決まったら、ネット検索を駆使する 情報を収集し、これというものが決まったら、あとは自分の望む商品が取り揃えられていて、継続できる価格帯のマヌカハニーを扱っているショップをネットで探しましょう。マヌカハニーは話題のスーパーフードなので、偽物も多く出回っています。MGOやUMFなどのブランドマークなどを参考にして、本物のマヌカハニーを購入するよう気を付けてください。 ⇒これ本物?それとも偽物?マヌカハニーの見分け方 よくある質問 Q:マヌカハニーはどこのお店で買える? 百貨店やイオンのような大型スーパー、kaldiなどのお店で購入することが可能です。系列店で一律の品揃えがあるわけではないので、個別にお店にあるかどうかを確認する必要があります。 Q:お店でマヌカハニーを選ぶ場合、どう選ぶのがよい? マヌカハニーはMGOやUMFという規格があります。それぞれの規格で数値が高ければ高いほど希少性が高いので値段も高くなります。数値を比較した上で選ぶとよいでしょう。 Q:マヌカハニーの数値を色々試す(購入する)には? お店によって、容量や数値の品揃えはバラバラです。そのため、一度に色々な数値を購入できるお店を探すのは困難です。当サイトBeeMeでは様々な数値や色々な容量サイズを用意しておりますので、是非ご確認ください。 おわりに...

マヌカハニーがスーパーにズラリ?!ニュージーランドのはちみつ事情

マヌカハニーがスーパーにズラリ?!ニュージーランドのはちみつ事情

ニュージーランドからのお土産としてワインやチョコレート、羊毛製品と並んで人気の高いマヌカハニー。旅行などでニュージーランドへ行った際、お土産屋さんや免税店などでお土産を探すことが多いと思いますが、地元の人に古くから愛されているマヌカハニーはスーパーでも手軽に買うことができます。今回は、ニュージーランドでのはちみつ事情に加え、スーパーでのマヌカハニーの品ぞろえや値段、選び方などをご紹介します。 目次 ニュージーランドの人々にとって「はちみつ」とは ニュージーランドの人たちは、はちみつが大好きです。朝食のトーストに塗るだけでなく、お菓子やデザート、料理やドリンクにもはちみつを入れて普段から摂取しています。味の好みだけではなく、ニュージーランド人は昔からはちみつのさまざまな効能を知っていて、いろいろな使い方をしながら生活に取り入れています。例えば、食用のはちみつ以外に、せっけんやリップクリーム、ハンドクリームなどのスキンケア用品にもはちみつ入りのものがたくさん売られています。ニュージーランドの人々にとっても、はちみつの中でもマヌカハニーは特別な位置づけにあります。マヌカハニーとは、ニュージーランドのみに自生するマヌカという木(フトモモ科ギョリュウバイ属)に咲く花の蜜でできたはちみつのことです。マヌカはニュージーランドの先住民族マオリの言葉で「復活の木」や「癒やしの木」という意味を持ち、葉や樹皮などはマオリの人々の治療などにも使われたそうです。遠い昔からその効果は知られていたようですが、本格的な研究がされたのは1980年代に入ってからでした。それから徐々にその素晴らしい効果が広まり、世間に浸透していきました。現在、マヌカハニーはニュージーランドではどこのスーパーでも売っていて、すぐに手に入ります。しかし、年々その値段も上がってきています。そこで、2種類以上のはちみつを常備して、用途によって使い分ける家庭が増えています。マヌカハニーはちょっと体調が悪い時などに少しずつ使う特別用に、そしてアカシアなどの他の植物からとれたはちみつは甘味料として普段使い用に常備しているようです。ニュージーランドでも朝食のテーブル上にマヌカハニーをあまり見かけない理由は、ニュージーランドの人たちにとってもちょっと高級でスペシャルだからでしょう。 ニュージーランドのスーパーではちみつを探すには ニュージーランドでスーパーに行くと、日本のスーパーよりもかなり大きいので、その広さに圧倒されてしまい、ちょっと迷子になってしまうかもしれません。はちみつをお買い求めの場合は、まずは「Spread」のセクションを探しましょう。「Spread」とはトーストやクラッカーなどに塗って食べるものということです。大抵ジャムやピーナッツバターなどと同じ場所にはちみつは並んでいます。しかし、やっとはちみつ売り場にたどり着いた後でも、どれにしようかと立ち尽くしてしまうかもしれません。なぜならニュージーランド人ははちみつ愛用者が多いため、普通のスーパーでも非常に多くの種類のはちみつが販売されているからです。さまざまなメーカーから、花の種類や精製法の異なるはちみつがたくさん販売されています。とあるニュージーランド国内のスーパーでは、23種類ものはちみつが棚に並んでいて、マヌカハニー(ブレンドされているものも含む)だけでも8種類もの製品があったそうです。普通のスーパーでこれだけあるので、何の知識もなくその中で1つだけを選ぼうと思ったら、なかなか難しいかもしれません。 スーパーでマヌカハニーを選ぶ際のチェックポイント 例えば、健康維持に良さそうなマヌカハニーを自分用のお土産として選ぼうと思ってニュージーランドのスーパーに来た場合、どのような基準で選べば良いでしょうか。 まずは値段と商品名をチェック まず、気になる値段を見てみましょう。ニュージーランドの庶民的なスーパーでマヌカハニーを探すと、5NZドル(日本円で400円)ちょっとで買えるものもあれば、30NZドル(日本円で2,400円)以上するものもあります。内容量が同じでも、一番安いものと高いもので、値段が2,000円も違うのです。この差はなぜなのでしょう?先に少し書いてあるのでお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、一番安いものは純粋のマヌカハニーではありません。そういった格安マヌカハニーのラベルを見てみると、「Multi-Flora with Manuka Honey」と書いてあることがあります。日本語に訳すと「マヌカを含むたくさんの植物からとれたはちみつ」ということです。他にも、「Manuka with Clover」、「Manuka Blend」などの表示がされていることがあります。どれも他の植物からとれたはちみつが混ざっているということです。つまり、マヌカハニーに比べて安価なはちみつを混ぜたものが、普通のマヌカハニーよりも安い値段で販売されているわけです。本物の、純粋なマヌカハニーを購入するためには、まずはラベルに「Manuka honey」とだけ書かれているものを選びましょう。 ラベルに書かれているブランドマークの数値をチェック マヌカハニーのラベルには、UMF+5やMGO+100などの数値が書かれていることがあります。UMFとは、ユニーク・マヌカ・ファクターの略、MGOはメチルグリオキサールの略で、どちらもマヌカハニーの抗菌力を示すブランドマークです。数値が高いものほど抗菌力が高いということになります。抗菌力が保証されている分、このような表示があるだけで値段も跳ね上がります。「値段が少し高くても効果のあるものが良い!」ということであれば、UMFやMGOの数値が書かれているものを選びましょう。ちなみに、ニュージーランドの一般的なスーパーで買えるマヌカハニーはUMF+5が主流です。UMF+10も売っていることもありますが、それ以上の数値をお求めの場合は、健康食品やサプリメントなどを扱っている「Healthショップ」か、免税店などのお土産屋さんを訪ねてみるといいでしょう。 よくある質問 Q:ニュージーランドではマヌカハニーを入手しやすいの? マヌカハニーもスーパーや薬局などで手軽に購入することが可能です。しかしニュージーランドの人にとってもマヌカハニーはとても希少価値の高いはちみつとされていますので、一般的なはちみつよりも高価なものとなっています。 Q:ニュージーランドのスーパーや薬局でも偽物ってある? ニュージーランドのスーパーなどでも純粋なマヌカハニーの他、マヌカ以外のはちみつを混在しているものも販売されています。スーパーや薬局で購入する際はラベル等の表示を確認したり、価格を比較したりしましょう。 Q:マヌカハニーのブランド数はどのくらいある? ニュージーランド産のマヌカハニーブランドは当店で販売しているEGMONT(エグモント)社を含め、数十種類以上あります。いろいろな種類を食べ比べして、自分に合うお気に入りのブランドを見つけてみてください。 おわりに ニュージーランドのはちみつ事情、いかがでしたか?数種類のはちみつを自宅に常備していることも珍しくない、はちみつ大好きのニュージーランド人。彼らにとっては、近所のスーパーで手軽にマヌカハニーも買えるのは当たり前なのかもしれません。たくさんある種類に驚くかもしれませんが、その選び方などもお分かりいただけたでしょうか?値段が安いからといって良くないというわけでもないですし、味や食感の違う他の植物からとれたはちみつも試してみて、お気に入りを見つけてみても良いですね。そして、ニュージーランド人のように2種類以上を棚に常備させて、用途別に使い分けてみてはいかがでしょう。

マヌカハニーに含まれる「メチルグリオキサール」について

マヌカハニーに含まれる「メチルグリオキサール」について

マヌカハニーには、殺菌・抗菌作用のある「メチルグリオキサール(MGO)」という成分が含まれています。メチルグリオキサールは、普通のはちみつに含まれる過酸化水素という成分より高い抗菌性を持ち、ピロリ菌や歯周病菌、腸の悪玉菌に有用であることが研究によって分かってきました。メチルグリオキサールとはどのような成分なのか、また健康増進に期待される効果などについてご説明します。 目次 メチルグリオキサールとは メチルグリオキサールは、1960年代にハンガリー出身の生物学者、セント=ジェルジ・アルベルトによって発見されました。メチルグリオキサール(MGO、MG)とは有機化合物の一種であり、生物に備わった「解糖系」というエネルギー生産の過程で作られる物質です。グルコース(ブドウ糖)が分解される過程で生成されます。また、メチルグリオキサールは食べ物にも含まれており、これを「食物メチルグリオキサール」と呼びます。食物メチルグリオキサールは、マヌカハニーのほか、コーヒーなどにも含まれています。 メチルグリオキサールの性質 メチルグリオキサールはタンパク質と反応しやすく、あらゆる細胞の生育を抑制する性質を持つことから、高い抗菌作用を示します。 メチルグリオキサールが持つ作用 メチルグリオキサールを摂取した場合、その高い抗菌作用によって、ピロリ菌をはじめ、腸の悪玉菌、大腸菌、黄色ブドウ球菌、O-157菌、ノロウイルスなどに有用であることが研究によって分かってきました。インフルエンザのウイルスにも直接作用したという、国内の研究報告もあります。 マヌカハニー独自の抗菌成分はメチルグリオキサールだった もともと、ニュージーランドの人々は、マヌカハニーを薬のように使っていました。傷口に塗ると治りが早いとか、風邪をひいたときに食べると体調がよくなるなど、薬のような作用があることを実感していたからです。これに注目した、ニュージーランドのワイカト大学ピーター・モラン博士(Peter Molan)の研究チームが、マヌカハニーにはほかのはちみつにはない、高い殺菌・抗菌作用があることを発見しました。モラン博士は、マヌカハニー独自の成分という意味で、抗菌成分を「UMF(Unique Manuka Factor)」と命名しました、その後2008年になって、ドイツのドレスデン大学トーマス・ヘンレ教授(Thomas Henle)が、UMFの正体が「メチルグリオキサール(Methylglyoxal)」であることを解明しました。マヌカハニーは天然はちみつのため、そのときに採取された蜜の状態によって、生成されるメチルグリオキサールの量は異なります。そのため、マヌカハニーは「UMF」や「MGO」といった品質評価基準や規格によって商品管理されています。 マヌカハニーにメチルグリオキサールが多い理由 マヌカハニーは、ニュージーランド原産の「マヌカ」という木の花から採取されます。しかし、マヌカの花蜜にメチルグリオキサールは含まれていません。マヌカの花蜜には、メチルグリオキサールの前駆体(生成前の物質)ジヒドロキシアセトンが豊富に含まれており、はちみつ(マヌカハニー)を貯蔵する過程でタンパク質など反応し、メチルグリオキサールが生成されます。マヌカハニーにメチルグリオキサールが多い理由は、ジヒドロキシアセトンを多く含むからなのですね。 メチルグリオキサールの研究:ピロリ菌除菌の例を紹介 メチルグリオキサールの研究ではさまざまな実験が行われ、データが開示されています。こちらでは、メチルグリオキサールによるピロリ菌除菌の例をいくつかご紹介しましょう。マヌカハニーの研究者である、ニュージーランドのピーター・モラン博士の実験では、5%と10%のマヌカハニーの水溶液にピロリ菌を入れると、72時間で全滅したと報告されています。モラン博士は一般のはちみつを使って実験もしていますが、一般のはちみつからは抗菌作用が認められず、メチルグリオキサールを豊富に含んだマヌカハニーの抗菌作用が示される結果となりました。また、イギリスの医療雑誌『Journal of the Royal Society of Medicine』の1994年1月号の報告では、薬剤感受性試験であるディスク拡散法を用いた結果、殺菌成分の濃度が5%のマヌカハニーでピロリ菌が全滅し、殺菌成分の濃度が2.5%のマヌカハニーでも局部的に殺菌ができたという結果があります。 メチルグリオキサールの健康への影響について 2010年に、人間の体内においてメチルグリオキサールの生成量が増えると、動脈硬化や高血圧に影響するという研究結果(※1)が報告されました。これによって、「マヌカハニーを食べることは体に悪い影響を与えるのではないか?」という不安を抱いた方もいたようです。しかし、2013年にトーマス・ヘンレ教授の研究によって、食べ物から摂取するメチルグリオキサールに関しては特に問題はないとされています。※1:平成22年 東北大学大学院医学系研究科による研究報告「糖尿病合併症の進展予測物質を同定」 メチルグリオキサールを摂取するならマヌカハニー 食物メチルグリオキサールはマヌカハニーだけでなく、コーヒーなどにも含まれます。マヌカハニーやコーヒー以外の食品にも含まれていますが、量はそれほど多くありません。そのため、マヌカハニーは、効率良くメチルグリオキサールを摂取できる食品といえるでしょう。マヌカハニーの抗菌殺菌効果は、MGOやUMFといった数値が高いほど増すといわれているため、健康維持を目的にマヌカハニーを購入する場合は、MGOやUMFの数値を参考にして、マヌカハニーを選んでみてはいかがでしょうか。

マヌカハニー初心者におすすめの選び方を目的別にご紹介!

マヌカハニー初心者におすすめの選び方を目的別にご紹介!

マヌカハニーは、ニュージーランドの一部の地域に見られるマヌカの花から採取された貴重なはちみつ。高い抗菌作用や抗酸化作用を持つ成分を含んでいます。マヌカハニーの商品パッケージには、この抗菌作用を持つ成分の活性度や含有量を示した数値が書かれているのですが、初心者にとっては意味が分からず「どれを選べば良いか分からない……」ということが少なくありません。今回は、マヌカハニーを初めて購入する方に向けて、おすすめの選び方を目的別にご紹介します。 目次 マヌカハニー初心者は数値の小さいタイプを マヌカハニーのパッケージには「UMF」、「MGO」といった記載がありますが、これらはマヌカハニーに含まれる抗菌成分「メチルグリオキサール」を含む度合いを示しています。 UMFとは UMFは、「Unique Manuka Factor」の略で、日本語では「マヌカハニー独自の要素」を意味します。マヌカハニーが持つ抗菌作用の成分を、消毒に用いられるフェノール溶液の抗菌作用に置き換えて指標化したものです。このUMFの数値が高いほど抗菌作用が強いことになります。UMF5+のマヌカハニーは低活性、UMF10+は中活性、UMF15+以上は高活性です。 MGOとは MGOは1kgのマヌカハニーに対して、メチルグリオキサールが何mg含まれているかを示す規格です。例えば、MGO100+と記載されたマヌカハニーだとすると、1kgのマヌカハニーに100mgのメチルグリオキサールが含まれているということになります。先ほどご説明したUMF同様、数値が高いほど抗菌作用が強いということになります。 ⇒MGO、UMFとは?マヌカハニーの選び方 マヌカハニーをお料理にも使いたい 「まずはマヌカハニーの味に慣れたい」「健康に気をつけながらおいしくマヌカハニーを食べたい」という方は、UMF5+~UMF10+(MGO100+)から試してみてはいかがでしょうか。低活性~中活性タイプのマヌカハニーはお手頃価格ですし、風味や香りも比較的マイルドなため、紅茶などの飲み物からお料理まで幅広くご利用いただけます。 健康維持目的で食べたい 「健康維持のためにマヌカハニーを食べたい」という方は、UMF15+(MGO200+~MGO300+)程度の中活性タイプがおすすめです。低活性タイプに比べると少しお値段が高くなりますが、その分抗菌作用を持つメチルグリオキサールの含有量が増えるので、健康維持にぴったりです。マヌカハニーの味は、メーカーによって若干異なることはもちろん、食べる方によって印象が変わります。薬くさいと感じる方もいれば、普通のはちみつ同様においしく食べられるという方もいます。UMFやMGOの数値を見て、いろいろなマヌカハニーを試してみると良いでしょう。 体調管理目的で食べたい 風邪をひきそうなときや、体調が悪いときに食べることを目的にするのであれば、UMF20+(MGO800+)以上の高活性タイプがおすすめです。高活性のマヌカハニーは海外では医療現場で使われています。その分メチルグリオキサールの含有量が多く抗菌作用が高いといえますが、人によって食べにくいと感じることがあるかもしれません。心配な方は、まずは低活性タイプ~中活性タイプのマヌカハニーをお試しいただき、お試し用セット(スナップパック)などで味を確かめてから、高活性を選んではいかがでしょうか。体調管理目的でマヌカハニーを食べるときは、木のスプーンですくって直接なめる方法がおすすめです。金属のスプーンを使用するとマヌカハニーに含まれる成分に影響があるといわれているので、ぜひ木のスプーンをお使いください。 よくある質問 Q:マヌカハニーを初めて購入するのにおすすめの商品は? 初心者の方はまずUMF5+~UMF10+(MGO100+)から試してみてください。マヌカハニー独特の風味やクセが苦手という場合もありますので、慣れてきたら徐々に数値を上げていくのがおすすめです。 Q:マヌカハニーのクセのある味に慣れません。おすすめの食べ方は? マヌカハニーは料理と合わせて食べることもできます。そのまま食べることが苦手という方は、様々な料理に合わせてみるのがおすすめです。マヌカハニーを手軽に摂取できる方法や、子どもが大好きなお菓子のレシピなどをご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。 Q:マヌカハニーはどのタイミングで食べるのが効果的? マヌカハニーは空腹時に摂取するのがおすすめです。就寝前や起床後の空腹時に適量食べるようにしましょう。 マヌカハニーの選び方は人それぞれ マヌカハニー初心者の方は、低活性のマヌカハニーから試し、徐々に数値を上げていくことをおすすめします。メチルグリオキサールの抗菌作用を実感したい場合は、高活性のマヌカハニーがおすすめ。目的に合わせてマヌカハニーを食べてみてはいかがでしょうか。

ニュージーランドのマオリ族が薬として用いたはちみつ・マヌカハニーの歴史

ニュージーランドのマオリ族が薬として用いたはちみつ・マヌカハニーの歴史

栄養素の高さと、さまざまな美容ケアにも使用できることから、世界中で大人気のマヌカハニー。かつては、ニュージーランドの原住民族・マオリ族が薬として用いたことでも有名です。そこで今回は、マヌカハニーがどのような歴史をたどり、人々から長く愛されるはちみつとなったのかご紹介します。 目次 マヌカハニーの歴史 マヌカの木は、ニュージーランドとオーストラリアが分裂し、それぞれの島として独立した8,000万年ほど前に、ニュージーランドに存在していました。マヌカの木は近隣諸国の植物と混じることなく生息し続け、他の木にはない独自の特徴を維持し続けたのです。 マオリ族による伝統的使用 マオリ族の人々は、マヌカの木が非常に堅いという性質を利用し、大木を切り倒す際のくさびを作成していました。その際に出た葉や樹皮、枝などを煮て蒸気を吸入したり、煮込んだ液を飲用したりすることで、鼻風邪や腹痛を直していたという記録もあるのです。また、マヌカの葉からオイルを抽出し、うがい薬や目の洗浄液として利用していたことも広く知られています。マオリ族にとってマヌカの木は、健康を維持するために大切なアイテムだったのでしょう。 クック船長のニュージーランド探検 マオリ族の渡来から、長く異国人が訪れていなかったニュージーランド。しかし、大航海時代に突入したことがきっかけで、ジェームスクック船長がニュージーランドへ上陸し、島を詳しく探検しました。その探検中に、おなかを壊した乗員がいました。ジェームスクック船長が、マヌカやカヌカ(ティーツリー)の葉を発酵させたものを乗員に与えると、すぐに彼らが回復したのです。これがきっかけになり、マヌカやカヌカの木に医療効果があると西洋人へ伝わりました。 ピーターモラン博士による研究 マヌカの持つ力が研究され、その効果が世界的に注目されるようになったのは1982年です。マヌカから取れるはちみつが、がんの原因菌の1つであるピロリ菌を死滅させる、というピーターモラン博士の発表がきっかけとされています。ピーターモラン博士は、マヌカハニーの成分表示に使われる「UMF」の表示を名付けた方で、その健康活性化パワーを数値化したことでも知られている人物です。ピーターモラン博士の研究成果により、「マヌカハニーは健康促進効果がある」と注目が集まるようになりました。ピーターモラン博士はこの功績を認められ、大英帝国勲章の1つである、MBE賞を受けています。 マヌカハニーの現在 ピーラーモラン博士の作ったUMFの表示方法は、マヌカハニーの販売コントロールを行うUMF協会によって使用・管理されるようになりました。しかし、UMF協会は、さらなる健康活性度数値の正確化を目指すピーターモラン博士と対立してしまったのです。そのため、ピーターモラン博士はUMF協会を脱退し、新たに「MGS」という表示方法を作ります。現在では、「UMF」と「MGS」の2つの成分表示方法が使用されていますが、これはニュージーランド政府から認定を受けた、高品質のマヌカハニーの証しです。マヌカハニーは、数の少ない貴重な木から取れる、希少価値の高いはちみつであり、健康促進効果が高い食品になります。多くの方々から支持を集めている分、偽物が出回っていることも問題視されているのです。そんなときにも「UMF」と「MGS」の成分表示が1つの標識として大いに役に立っています。 おわりに 今回は、ニュージーランドのマオリ族が薬として用いていたマヌカハニーの歴史についてご紹介しました。マヌカハニーの歴史は古く、マオリ族に薬として使われていました。その後、マヌカハニーの健康成分の研究が行われ、現代では健康食品として世界中の人々に注目されています。マヌカハニーの歴史を知ることで、人々に長く愛されてきた理由やその効果の高さをおわかりいただけたのではないでしょうか。

マヌカハニーの色や味が濃い理由は?なぜ黒い容器なの?

マヌカハニーの色や味が濃い理由は?なぜ黒い容器なの?

はちみつが美容や健康に効果があることはよく知られていますが、マヌカハニーと呼ばれるはちみつが話題になっています。そんな話題のマヌカハニーが、一般的なはちみつよりも色と味が濃く、黒い容器に入っている理由をご存じでしょうか?今回は、マヌカハニーの色や味が濃い理由や、黒い容器に入っている理由についてご紹介します。 目次 はちみつの色や味について はちみつにはさまざまな種類があるため、色や味が異なると感じることがあるのではないでしょうか。はちみつは色や味が異なれば、含まれる栄養価も異なります。はちみつの色が透明に近かったり、濃い茶色だったりするのは、ミネラルの含有量と関係があるからです。色が濃いはちみつは、ミネラルがたっぷり含まれているため、高い栄養価を期待できます。また、はちみつは色が濃くなると、味も濃くなる傾向があるのです。 マヌカハニーを黒い容器に入れる理由 多くのマヌカハニーが、黒い容器に入って売られていることにお気づきでしょうか。マヌカハニーを黒い容器に入れることには、大切な理由があります。マヌカハニーには、ビタミンやミネラルなどの栄養成分や、抗菌作用のある成分が多く含まれていますが、光に弱いという特徴があるのです。そのため、透明のガラス容器に入れると、直射日光により含有する成分が壊れてしまう恐れがあります。マヌカハニーは、遮光性の高い黒い容器に入れることで、品質を保つことができるのです。マヌカハニーを購入しようとしたとき、黒い容器に入っていると安心できるということですね。 マヌカハニーの色と味が濃い理由 マヌカハニーは、豊富な栄養成分や抗菌物質を壊さないよう、黒い容器に入れられています。では、なぜマヌカハニーの色と味は一般的なはちみつよりも濃いのかご存じでしょうか?ここではマヌカハニーの色と味が濃い理由についてご紹介します。 ミネラルが豊富に含まれている マヌカハニーは、加熱処理がされていない天然のはちみつのため、色と味が一般的なはちみつよりも濃くなります。また、加熱処理がされていないため、ミネラルの含有量が多いのです。マヌカハニーにはミネラルがたっぷり含まれているため、風邪のひきはじめや喉の痛みがある時など、日常生活のさまざまなシーンで栄養素をしっかり吸収することができます。 マヌカハニーを選ぶ際はUMFを参考に マヌカハニーの容器をみると、UMFと記載されている箇所があります。UMFとは、マヌカハニーの抗菌成分の濃度を計測した数値のことです。UMF協会で厳正な審査を受け、無事通過したマヌカハニーのみにUMFの数値が記載されています。UMFは、マヌカハニーに含まれているフェノール水溶液と比較して数値化されたものです。例えば、UMF10+であれば、フェノール10%水溶液と同等の抗菌作用を持つと言われています。マヌカハニーの効果を実感したい方は、UMFが10以上のマヌカハニーを選ぶと良いでしょう。 ⇒UMFとは?マヌカハニーのUMFについて徹底解説! おわりに 今回は、マヌカハニーの色や味が濃い理由や、黒い容器に入っている理由についてご紹介しました。美容や健康面でさまざまな効果が得られるマヌカハニーは、色や味に注目すると、より品質の高いものと出会うことができます。そして、マヌカハニーを購入する際には、容器にUMFの記載があるかどうかも確認してください。UMFという表記があるマヌカハニーは、品質が保証されているため信頼できます。マヌカハニーは光に弱いという特徴があるため、遮光性の高い黒い容器に入れられています。そのため、マヌカハニーを保管する際は、直射日光があたらない涼しいところで保管するようにしましょう。

マヌカハニーを長年愛用?ニュージーランドの先住民・マオリ族について

マヌカハニーを長年愛用?ニュージーランドの先住民・マオリ族について

マオリ族といえば、ラグビーニュージーランド代表チームが試合前に踊る「ハカ」という独特のダンスで有名ですが、実はマヌカハニーと深い関わりがある民族でもあります。ここでは、ニュージーランドの先住民・マオリ族とマヌカハニーの関係などについてご紹介します。 目次 マオリ族とは? マオリ族とは、イギリス入植以前からニュージーランドに住んでいる先住民のことで、伝説によると、約1,000年前にポリネシアの島・ハワイキから大型のカヌーでやってきたとされています。マオリ族は文字の文化を持たないため、古来よりの教えを表す独自の彫刻やアイデンティティーを示すタトゥーなどが発達してきました。特にマオリのタトゥーはファッションの意味合いがなく、通過儀礼として青年期に掘られるもので、非常に神聖なものです。現在マオリ族の人口は、ニュージーランド全体の15%に当たる約60万人だといわれています。 マオリ族の歴史 伝説の航海者クペがハワイキからニュージーランドにやってきて、ハワイキに再び戻った際にアオテアロア(マオリ語で「白く長い雲がたなびく地」:ニュージーランドの別名)の発見を伝えたことが、マオリ族来航の始まりとされています。アオテアロワは現在のタヒチ周辺だとされており、海洋冒険家によってタヒチからアオテアロワへのカヌー航海が可能だと実証もされました。10世紀頃までにマオリ族はアオテアロワへ移住し、狩猟採集生活を送り始め、次第に農耕も開始し人口も増えていきます。そして時代は流れ、1840年にニュージーランド全土を植民地支配したイギリスとマオリ族との間にワイタンギ条約が結ばれ、マオリの主権を譲渡しますが、1860年代にはイギリスと戦争を起こします。その後、ニュージーランドがイギリスから独立を果たすことになったものが、1947年に受諾されたウエストミンスター法です。第二次大戦後はマオリ族も欧米化が進み、現在ではマオリ語を話す人口が減少しており、徐々にマオリの伝統が失われつつあります。そのため、マオリ語のイマージョン教育や文化の保護活動などの必要性が叫ばれています。 マオリ族とマヌカハニーの関係 マヌカハニーは、ニュージーランドに自生する植物マヌカからとれるはちみつです。高い栄養価と殺菌作用で健康食品として注目されているマヌカハニーは、マオリ族が薬として使用されていました。そもそもマヌカとは、マオリ語で「復活の木・癒しの木」という意味を持ちます。薬としてだけではなく、健康を維持するためにマオリ族の中でも重宝されていました。マオリはニュージーランドに移住して間もない頃に、マヌカの医療的な使い方を覚えたとされています。具体的には、葉や樹皮、若い枝を一緒に煮て、以下のような使い方がされていました。 蒸気を吸引する 鼻風邪対策 液体を患部に塗り込む 肩こりやリウマチ対策 飲む 胃の不調 また、マヌカの新芽をかみ砕いて服用することで赤痢対策にしたり、樹皮を皮膚病に対して局部的に使用したり、多様な使い方があります。その他、葉からとれるマヌカオイルもさまざまなジャンルに応用されており、マヌカハニーは健康食品としての地位を確立しました。そして今では、マオリの貴重な薬だったマヌカハニーは、製品として海外に輸出され、日本でも入手できるようになりました。 おわりに 今回は、ニュージーランドの先住民・マオリ族と、マオリ族とマヌカハニーの関係についてご紹介しました。ニュージーランドの先住民・マオリ族は、古来より独特の文化を育んできたニュージーランドの歴史を語るには欠かせない存在です。マオリ族の伝統的な健康食品であり薬であったマヌカハニーは、栄養価が非常に高くさまざまな用途で使用されています。マオリ族の歴史を感じながら、マヌカハニーを味わってみてはいかがでしょうか。

マヌカハニーのMGO基準を作った「トーマス・ヘンレ教授」とは?

マヌカハニーのMGO基準を作った「トーマス・ヘンレ教授」とは?

豊富な栄養素と強い殺菌作用を持つマヌカハニーは、世界で最も高級なはちみつといわれています。マヌカハニーのパッケージに表記されているMGO数値は、その強力な抗菌作用をもたらす物質である「食物メチルグリオキサール(MGO)」の含有量を表しています。そこで今回は、MGOの概要や、MGO基準を作ったとされるドイツのトーマス・ヘンレ教授について詳しくご紹介します。 目次 食物メチルグリオキサール(MGO)とは? 食物メチルグリオキサール(MGO)とは、グルコース(ブドウ糖)が分解される過程において作られる成分で、熱や酵素に強く高い抗菌活性作用を持つことを特長としています。マヌカハニーは、食物メチルグリオキサールを豊富に含んでおり、胃腸の健康を維持する効能があると話題になり注目されるようになりました。なお食物メチルグリオキサールは、マヌカハニーだけでなく、糖とアミノ酸を含むチョコレートやコーヒーなどにも入っており、さまざまな食物から摂取することが可能です。 マヌカハニーのMGO表記について MGO基準(規格)とは マヌカハニーのパッケージに記載されているMGOマークは、1kgのマヌカハニーに何mgの食物メチルグリオキサールが含まれているかを示す基準(規格)です。例えば「MGO400+」と表記されている場合、マヌカハニー1kgあたり400㎎のMGOが入っているということを示しています。健康維持のために毎日摂取するのであれば、標準的な濃度の「MGO100+(またはUMF10+)」がおすすめです。 UMF基準(規格)とは マヌカハニーには「ユニーク・マヌカ・ファクター(UMF)」という規格もあり、こちらもマヌカハニーの抗菌作用を表しています。UMFマークは食物メチルグリオキサールの含有量ではなく、殺菌成分の濃度(抗菌力の強度)を数値で示したものとなります。 MGO基準の生みの親、トーマス・ヘンレ教授とは? トーマス・ヘンレ教授の経歴 トーマス・ヘンレ教授は、ドレスデン工科大学食品化学研究所教授・工学博士であり、世界で活躍する食品化学分野の第一人者です。1997年にバイエンステファン工科大学食品工学部で大学教員資格と工学博士号を取得後、1998年にドレスデン工科大学の食品化学研究所教授に就任しました。2003年には同大学で化学および食品化学部の学部長となり、さまざまな食品研究を続けています。マヌカハニーと関係が深い人物で、天然に生成されたメチルグリオキサール(MGO)がマヌカハニーの主要な抗菌成分であることを発見しました。 マヌカヘルス社について トーマス・ヘンレ教授とマヌカハニーの共同研究を行ったマヌカヘルス社は、マヌカ製品をはじめプロポリスやローヤルゼリーなど、70種類以上ものはちみつ製品を扱うニュージーランドの養蜂会社です。マヌカハニーの研究に入る前に、MGOの商標登録を取得しており、現在ではマヌカヘルス社の製品は日本以外にも30カ国以上の国々に輸出されています。マヌカヘルス社のマヌカハニーは、雄大な自然の中にある養蜂場で丁寧に作られ、農薬や抗生物質などを使用しない100%ピュアな天然はちみつで、品質はニュージーランドでトップクラスともいわれています。 数値を参考にして、マヌカハニーを選ぼう トーマス・ヘンレ教授は、マヌカハニーに食物メチルグリオキサール(MGO)が豊富に含まれていることを解明しました。現在では、マヌカヘルス社をはじめ、さまざまなメーカーがマヌカハニーを発売しています。 メチルグリオキサール(MGO)はピロリ菌をはじめとして、大腸菌、黄色ブドウ球菌、O-157菌、ノロウイルスなど、さまざまな疾患の原因に対して力を発揮すると言われています。 ⇒マヌカハニーに含まれる「メチルグリオキサール」について そのため、マヌカハニーを毎日の生活に取り入れることで健康維持に役立てることができます。マヌカハニー専門店BeeMeではさまざまな数値のマヌカハニーを取り揃えています。購入を検討されている方は、MGOやUMFなどの数値を参考にご自身に合ったマヌカハニーを選んでみてください。 ⇒MGO、UMFとは?マヌカハニーの選び方

UMFとは?マヌカハニーのUMFについて徹底解説!

UMFとは?マヌカハニーのUMFについて徹底解説!

マヌカハニーとは、ニュージーランドとオーストラリアの一部にだけ生息する、マヌカの木から採取されるはちみつです。健康状態の維持に役に立つことでよく知られていますが、成分表記は少し複雑といえます。そこで今回は、マヌカハニーに用いられるUMFという表記についてご紹介します。 目次 UMFとは? UMFとは、マヌカハニー研究者として多くの実績を残したピーター・モラン博士によって作られた、マヌカハニーの規格です。ユニーク・マヌカ・ファクター(Unique Manuka Factor)の頭文字をとってUMFと呼ばれています。UMFの数値は、健康維持に役に立つ成分が含まれている量を示しています。例えば、マヌカハニーには、UMF5+、UMF10+、UMF15+、UMF20+、UMF23+といった数値が付けられていますが、この数値が高いほど、健康維持に必要な成分が豊富になるとされているのです。また、UMFは、フェノール溶液と比較して研究されました。例えば、UMF5+のマヌカハニーは、5%濃度のフェノール溶液、UMF10+のマヌカハニーは、10%濃度のフェノール溶液と同等の強さがあると判断されています。 フェノール溶液とは? マヌカハニーと比較されるフェノール溶液とは、消毒液として使われるほど殺菌力がある溶液です。フェノール溶液の殺菌力は、1%まで薄めたフェノール溶液でも認められており、けがなどの消毒液としても使用されています。 UMFをフェノール溶液と比べたときの数値 フェノール溶液と比べて求められたUMFは、「UMF10+」や「UMF20+」といった数値で表されます。この数値は、ニュージーランド政府行政機関のガイドラインに準拠した検査機関が、精密な分析・測定により記載しています。なお、UMF規格を使用するためには、UMFハニー協会に入会する必要があります。UMFが記載されたマヌカハニーは、フェノール溶液と比べたときの数値という意味に加えて、ニュージーランド政府やUMFハニー協会にも認められた高品質なものといえるでしょう。 アクティブマヌカハニーとは? マヌカハニーの中で最も、健康維持に期待できるものを「アクティブマヌカハニー」と呼ばれますが、アクティブマヌカハニーであるかどうかは、UMFで判断できます。具体的には、UMF10+以上のマヌカハニーがアクティブマヌカハニーとされていて、健康維持に大変役立ちます。UMF+10以上のマヌカハニーは、非常に貴重で、原産国のニュージーランドでは医療現場でも用いられるほどです。なお、UMF+5のマヌカハニーは、UMF+10以上のマヌカハニーと比べると比較的割安のため、日常的に摂取することに向いているといえるでしょう。 MGOとどう違うの? マヌカハニーの成分表記には、UMF以外に、MGOという表記があります。UMFがフェノール溶液の濃度と比較した数値を表しているのに対し、MGOはマヌカハニー1kgあたりに、メチルグリオキサールが含まれる量(mg)を表しています。 ⇒MGO、UMFとは?マヌカハニーの選び方⇒マヌカハニーを購入するとき、UMF、MGOどちらで選べばいいの? UMFの表記を確認して、マヌカハニーを選んでみよう♪ 今回は、マヌカハニーに用いられるUMFという表記についてご紹介しました。マヌカハニーには、ピーター・モラン博士によって作られたUMFと呼ばれる規格があります。UMFは、ニュージーランド政府行政機関のガイドラインに準拠した検査機関により、精密な分析・測定が行われたマヌカハニーにのみ使用が許可される規格です。そのため、UMFが記載されたマヌカハニーは信頼できるといえるでしょう。 ここで紹介した情報を参考に、UMFの表記の意味を理解して、マヌカハニー選びに役立ててください。

UMFとは?マヌカハニーのUMFについて徹底解説!

マヌカハニーの効果

マヌカハニーの基礎知識

マヌカオイルとは?マヌカの木から採取されるオイルについて

マヌカオイルとは?マヌカの木から採取されるオイルについて

健康食品として日本でも注目を集めているマヌカハニーですが、マヌカハニーはマヌカの木から採取されます。また、マヌカの木から取られる「マヌカオイル」も、健康維持に効果があり、アロマファンの間でひそかに人気を集めています。そこで今回は、マヌカの木から採取されるマヌカオイルについてご紹介します。 目次 マヌカオイルとは? マヌカオイルとは、 ニュージーランド原産のマヌカの木から採取されるオイルで、「ニュージーランドティーツリーオイル」と呼ばれることもあります。マヌカの木は、マヌカハニーが採取できることで有名ですが、マヌカオイルと呼ばれるオイルも採取できるのです。 ティーツリーとは異なるため注意 マヌカオイルは「ニュージーランドティーツリー」と呼ばれることがありますが、ティーツリーオイルとは異なります。マヌカオイルがマヌカの木、学術名「Leptospermum scoparium」という植物から採取されるのに対して、ティーツリーオイルはティーツリーの木、学術名「Melaleuca alternifolia」という植物から採取されます。 マヌカオイルで期待できる効果 ここでは、マヌカオイルで期待できる効果についてご紹介します。 ウッディな香りでリフレッシュ マヌカオイルは、お香のようなウッディな香りが特徴のアロマオイルです。独特な香りのため、好き嫌いはありますが、心へのリフレッシュ効果を期待できます。気分が落ち込んだときにマヌカオイルを利用することで、リフレッシュできるでしょう。 マヌカオイルで健康維持 マヌカオイルは、マヌカハニー同様に、健康維持に大変役に立ちます。マヌカオイルにより、筋肉を癒やすことで体へのトラブルを避けたり、肌をきれいな状態に保ったりすることができるでしょう。 マヌカオイルの使い方 ここでは、マヌカオイルの使い方についてご紹介します。 マヌカオイルで芳香浴 マヌカオイルを芳香浴で使用すれば、簡単に心のリラックス効果を得ることができるでしょう。アルマディフューザーに、マヌカオイルを数滴垂らしてたいてください。マヌカオイルの落ち着いた香りが気分をリフレッシュしてくれます。 フケ、かゆみなど頭皮トラブルを抑える シャンプーボトル1本に対して、マヌカオイル5滴程度を垂らしてしっかりと混ぜ、適量を手に取り頭皮を洗いましょう。マヌカオイルの持つ洗浄効果により、フケ、かゆみなどの頭皮トラブルを抑えることができます。 アロマバスで全身のお手入れ 全身でマヌカオイルの恵みを感じたい方には、アロマバスがおすすめです。バスタブの中にマヌカオイルを5滴程度垂らし、しっかりかき混ぜて入浴しましょう。マヌカオイルの香りとともに、体全体をお手入れすることが可能です。 マヌカオイルを使用するときの注意 マヌカオイルは、使い方によりさまざまな効果が得られますが、使用するときは注意しなければいけないこともあります。例えば、マヌカオイルを過剰に使用することは避けたほうが良いですし、アレルギーのある方、妊娠中の方は、かかりつけの医師にマヌカオイルを使用して問題ないか相談するようにしてください。なおマヌカオイルは、あくまでも健康維持を目的としたオイルで、治療を目的としていません。重大な病気や疾患がある方は、医師の診断に従うようにしましょう。 マヌカハニーもお手入れに使える? 今回は、マヌカの木から採取されるマヌカオイルについてご紹介しました。マヌカの木からは、はちみつだけでなく、オイルも採取することができます。マヌカオイルは芳香浴で使用したり、シャンプーに混ぜてフケ・かゆみを抑えたりすることが可能です。日本ではまだあまり知られていないマヌカオイルを、一足先に試してみるのはいかがでしょうか。マヌカハニーは食べることで健康や美容にさまざまなメリットをもたらしてくれますが、マヌカオイルと同様にヘアケアやスキンケアにも使用することができます。マヌカハニーの高い保湿力や豊富な栄養成分の力を、体のお手入れにも役立ててみてください♪

マヌカハニーが盗まれる!?ニュージーランドで発生したミツバチ盗難事件とは?

マヌカハニーが盗まれる!?ニュージーランドで発生したミツバチ盗難事件とは?

長年ニュージーランド産のはちみつやマヌカハニーを愛用している方の中には、「どんどん値段が上がってない!?」と疑問に感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。実はここ数年で、はちみつやマヌカハニーの価格は急騰しています。価格の急騰にはさまざまな原因がありますが、ニュージーランドで発生したミツバチ盗難事件も一因として考えられます。そこで今回は、はちみつやマヌカハニーの価格が急騰する原因の1つとなっている、ニュージーランドで発生したミツバチ盗難事件についてご紹介します。 目次 ニュージーランドで発生したミツバチ盗難事件 ニュージーランドでは、組織化された盗難グループによるミツバツ盗難事件が急増しています。2017年3月、ロイター通信より「ミツバチ盗難事件」についての報道がありました。手口は、ミツバチの巣箱ごと盗んでいくという悪質なものです。ミツバチははちみつを採取するだけではなく、花の受粉を促し生態を保つ大事な役割も担っています。ミツバチの盗難は、マヌカハニーの生産はもちろんのこと、生態系にも被害を与える重大な問題といえるでしょう。 ミツバチ盗難事件はなぜ発生する? マヌカハニーをはじめとする、ニュージーランドのはちみつ市場は現在活況です。ニュージーランド国内以外からも注文が殺到し、2016年から1年間で、はちみつの輸出量は上昇して増益となっています。マヌカハニーは生産が難しいため、需要に合わせて生産量を増やすことは容易なことではありません。そのため、マヌカハニーに普通のはちみつを混ぜた「偽物マヌカハニー」を販売する悪質業者が登場したり、スーパーの倉庫からマヌカハニーが盗まれたりする事件が発生しています。ヘリコプターでしか行けないような環境下にある養蜂場でも、ミツバチの盗難事件が発生しているので驚きです。はちみつやマヌカハニーは、ミツバチ盗難事件が相次ぐことで、価格が高騰する一因となってしまっているといえるでしょう。 蜂群崩壊症候群(CCD)の脅威 そもそも、現在ミツバチは世界中で数の減少が報告されおり、蜂群崩壊症候群(CCD)という名前がつけられるほどの大問題となっています。この蜂群崩壊症候群(CCD)とは、ある日突然ミツバチが巣箱から姿を消してしまうという現象のことです。蜂群崩壊症候群(CCD)は、世界中の科学者が研究を進めていますが、はっきりとした原因が解明できていません。「寄生虫」「病原菌」「原虫」「ウイルス」「地球温暖化の影響」など諸説ありますが、「ニコチノイド系農薬」による影響が注目されています。「ニコチノイド系農薬」とは、昆虫の神経に作用する農薬で、ミツバチの帰巣本能を低下させているのではないかと疑われています。蜂群崩壊症候群(CCD)は、科学的根拠が明らかとなっていないため、確実な対策を取れていません。ミツバチの現象は、はちみつの生産だけではなく、ミツバチの受粉に頼る農作物すべてに影響を及ぼします。蜂群崩壊症候群(CCD)は、ミツバチ盗難事件以上に、早期の解決が望まれる問題といえるでしょう。 マヌカハニーを購入する際の注意点 今回は、はちみつやマヌカハニーの価格が急騰する原因の1つとなっている、ニュージーランドで発生したミツバチ盗難事件についてご紹介しました。マヌカハニーは希少性が高く、人気の健康食品のため、比較的高価といわれていますが、盗難事件も価格が上昇してしまう原因となっています。なお、ニュージーランド警察の声明によると、ミツバチとはちみつの盗難件数は6カ月間で400件を上回っているということです。ミツバチが盗まれるほど人気のあるマヌカハニーは、購入する際に注意点があります。それは偽物のマヌカハニーを見分けることです。 ⇒これ本物?それとも偽物?マヌカハニーの見分け方 海外では社会問題になるほど偽物が横行していると言われています。本物のマヌカハニーには本物であることを示す成分の分析書が付属していますので、購入する際には必ず確認してみてください。

サプリメント派?はちみつ派?マヌカハニーおすすめの摂り方

サプリメント派?はちみつ派?マヌカハニーおすすめの摂り方

マヌカハニーは、健康状態を維持するのに効果的な健康食品として人気があります。かつてニュージーランドの先住民族たちが薬として使用してきた、大変希少なはちみつです。マヌカハニーと聞くと、生のはちみつ状で摂取する食品と思われがちですが、サプリメントタイプも販売されています。そこで今回は、マヌカハニーのおすすめの摂り方として、サプリメントタイプと生のはちみつタイプの摂取方法や特徴についてご紹介します。 目次 サプリメントタイプの良い点とは? まずは、サプリメントタイプのマヌカハニーを摂取するときに、どのようなメリットがあるのかについてご紹介します。 とにかく手軽に摂取できる 生のマヌカハニーは、1日数回に分けての摂取が推奨されていますが、外出時にはちみつタイプのマヌカハニーを持ち運ぶことは難しいでしょう。そこで、サプリメントタイプのマヌカハニーをおすすめします。サプリメントタイプであれば、好きなときにポンッと口に入れるだけで簡単にマヌカハニーを摂取できますよ。また、サプリメントと同じような感覚でマヌカハニーを摂取できる薬用キャンディーもおすすめです。口の中でゆっくりと溶かしながらキャンディーを舐めることで、マヌカハニーを簡単に摂取することができます。 独特のクセを感じることなく食べやすい マヌカハニーは健康食品として注目されており、多くのメーカーがさまざまなタイプの商品を販売しています。中でもサプリメントタイプは、マヌカハニーが持つ独特の匂いとクセが抑えられているため、大変食べやすい商品です。マヌカハニーの独特なクセが苦手という方は、サプリメントタイプをおすすめします。さらにマヌカハニーは、良好な健康状態を保つための成分が豊富に含まれているといわれています。サプリメントタイプのマヌカハニーには、マヌカハニーの成分が1粒に詰め込まれているのです。生のマヌカハニーを舐めて摂取するときと同じくらいの栄養価を、サプリメントタイプでも摂取できます。 もっとも効果的な摂り方は生のマヌカハニー サプリメントタイプは、生のマヌカハニーを加工して作っているため、生のマヌカハニーに比べたら栄養価が多少低くなる傾向にあります。そのため、マヌカハニーの成分を効率よく摂取したい方には、生のマヌカハニーが最適です。生のマヌカハニーは、ボトルからスプーンで掬って食べます。自分の好きな量で食べられるのはもちろん、飲み物やデザートにも加えられるため、摂取方法のアレンジも可能です。「マヌカハニーの効果を得たい」「お菓子や飲み物に混ぜて食べたい」という方は、ボトルに入っている生のマヌカハニーを摂取すると良いでしょう。 サプリメントタイプならマヌカロゼンジがおすすめ! マヌカロゼンジは、マヌカハニーに可能な限り添加物を加えずに作られた薬用キャンディー(のど飴)です。マヌカハニーをそのまま固めたキャンディーのため、生のマヌカハニーと同等の効果が期待できます。また、粒タイプのマヌカロゼンジは、外出中や運転中の気分転換、勤務先などあらゆるシーンで気軽に摂取可能です。マヌカロゼンジの風味を口の中でじっくりと味わいながら、のどのケアをしてはいかがでしょうか。 ⇒固形のマヌカハニー!マヌカハニーの「ロゼンジ」について 自分に合ったタイプのマヌカハニーを選ぼう♪ 今回は、マヌカハニーのおすすめの摂り方として、サプリメントタイプと生のはちみつタイプの摂取方法や特徴についてご紹介しました。生のマヌカハニーは食べ方のアレンジが自在で、マヌカハニーが持つ成分を効率よく摂取できるといわれています。サプリメントタイプは、マヌカハニー独特の匂いやクセが抑えられているため、どこでも簡単に摂取することができます。マヌカハニーを選ぶ際は、生のはちみつタイプとサプリメントタイプ、それぞれの特徴をよく理解するようにしましょう。

【マヌカハニー徹底解析】マヌカハニーの栄養価ってどれくらい?

【マヌカハニー徹底解析】マヌカハニーの栄養価ってどれくらい?

はちみつを愛飲されている方の中には、マヌカハニーというはちみつが気になっている方もいらっしゃるかと思います。マヌカハニーには、健康を維持するために有効な成分が豊富に含まれていますが、具体的にどのような栄養素が含まれているのかご存じでしょうか。マヌカハニーに含まれる栄養価について知ることで、マヌカハニーが自身の健康サポートにどのように役立つのかがわかります。そこで今回は、マヌカハニーを徹底解析し、マヌカハニーの健康効果や栄養価についてご紹介します。 目次 健康維持に効果的なマヌカハニーの栄養価って? マヌカハニーには、健康維持に効果的なさまざまな栄養価が含まれています。ここでは、マヌカハニーに含まれる栄養価についてご紹介します。 疲労回復を助けるエネルギー源、「糖質類」「ビタミンB群」 マヌカハニーの主成分は、ブドウ糖や果糖、オリゴ糖です。マヌカハニーの重さに対して、8割ほどが糖質類といわれています。例えば、マヌカハニー100gあたりに、糖質類の含有量は80gほどです。マヌカハニーに含まれる糖質類こそが、マヌカハニーの甘みであり、体のエネルギー源にもなるのです。中でもブドウ糖は、素早く体内に吸収される成分で知られ、疲労を感じたときに飲用すると良いといわれています。また、マヌカハニーに含まれるビタミンB群には、糖質類の吸収を促進させる働きが確認されています。 マヌカハニーの優れた栄養価を証明するMGO マヌカハニーは、非常に強い抗菌力を発揮する成分・メチルグリオキサールと呼ばれる栄養価を持った健康食品です。MGOは、メチルグリオキサールがマヌカハニーに何mg含まれているのかを示しています。なお、メチルグリオキサールの含有量は、「MGO100+」「MGO200+」のように数値で表されます。数値が高いほど、メチルグリオキサールの含有量が多いとされているため、栄養価の高いマヌカハニーをお求めの場合は、数値が高いものを選ぶようしましょう。 「ビタミンC」や「葉酸」など複数の栄養素 マヌカハニーは、複数の栄養素がバランスよく含まれているはちみつです。例えば、コラーゲン生成を促し若々しさを保つ「ビタミンC」や、体内で不足しがちな「葉酸」。体の生理機能に重要な役割を果たす「カリウム」や「カルシウム」、「マグネシウム」といったミネラル類も豊富です。 栄養バランスの良いマヌカハニーはコスパも抜群! マヌカハニーにはさまざまな栄養素が含有されていますが、注目すべきポイントは、マヌカハニーの栄養バランスの良さでしょう。ティースプーン1杯のマヌカハニーでも、多くの栄養価を吸収することができ、わたしたちの健康をサポートする食品として非常に優れています。また、補いたい栄養素ごとにサプリメントや食品を用意するより、栄養バランスの整ったマヌカハニーを摂取したほうが、コストパフォーマンスが良いでしょう。マヌカハニーを一般的なはちみつと比較すれば高価に感じるかもしれません。しかし、多くの栄養をまとめて体に補給できること、健康効果に期待が持てることを考慮すれば、コストパフォーマンスの良い食品といえます。 マヌカハニーを毎日の生活に取り入れよう♪ 今回は、マヌカハニーを徹底解析し、マヌカハニーの健康効果や栄養価についてご紹介しました。マヌカハニーは大変貴重なはちみつで、一般的なはちみつと比較すると高価といえますが、マヌカハニーには、ビタミンB群やメチルグリオキサールなど、非常に多くの栄養素がバランスよく含まれています。そのため、マヌカハニーを摂取することで健康維持の効果が期待できます。

マヌカハニーの父!?ピーター・モラン博士をご紹介

マヌカハニーの父!?ピーター・モラン博士をご紹介

ニュージーランド原産のマヌカハニーは、健康維持に役に立つはちみつです。近年では日本でも注目度が上がり、習慣的に取り入れている方も増加傾向にあります。そんなマヌカハニーの効能に着目し、世界で初めて本格的に研究したのが、イギリス人生物学研究者であるピーター・モラン博士です。今回は、マヌカハニー研究の第一人者であり「マヌカハニーの父」とも呼ばれているピーター・モラン博士についてご紹介します。 目次 ピーター・モラン博士の経歴 ピーター・モラン博士は、イギリスのウェールズ出身の生物学研究者です。イギリスで博士号を取得した後ニュージーランドに渡り、1973年にワイカト大学の生物科学教授に赴任しました。その後はちみつ研究科学科長として自然抗菌物質について研究している際、マヌカハニーに出会います。1981年、マヌカハニーを研究する「ハニー・リサーチ・ユニット」という特別ユニットを立ちあげ、世界で初めて本格的にマヌカハニー研究を開始しました。そこでの研究により、マヌカハニーが他のはちみつにはない独特の抗菌物質を持っていることを突き止めます。1982年、マヌカハニーが「ピロリ菌」に及ぼす影響について学会で発表したことにより、マヌカハニーは世界的に注目されるようになりました。1998年、マヌカハニーに含まれる成分を「UMF(ユニーク・マヌカ・ファクター)」と命名し、強度を数値化しました。その後、博士はUMFを管理するべく、アクティブマヌカハニー協会(現在のUMF協会)を設立、その後脱退し2009年に新基準「MGS(モラン・ゴールド・スタンダード)」を作りました。ピーター・モラン博士は2015年9月に亡くなるまで、「マヌカハニーで世界の人々を救いたい」という一心で研究を続けられたそうです。 マヌカハニーに注目した経緯 ピーター・モラン博士がマヌカハニーと出会ったのは、イギリスからニュージーランドへ移り、自然抗菌物質の研究をしている最中のことです。ニュージーランドでは、古くからマヌカハニーが人々の健康維持に使われていました。博士はマヌカハニーの歴史に興味を持ち、マヌカハニーの特別な抗菌性を研究することとなったのです。 UMFの名付け親 ピーター・モラン博士が、現在のUMF協会であるAMHA(アクティブマヌカハニー協会)を設立し、所属中に作り上げたのがUMF規格です。UMFとはユニーク・マヌカ・ファクターの略で、ピーター・モラン博士が名付けた、マヌカハニー特有の抗菌物質の名称であるほか、その活性度合いを数値化した基準(規格)でもあります。マヌカハニーの商品ボトルに記載されている「UMF10+」などの数値は、マヌカハニーの強度を、標準的な抗菌物質といわれる医療用消毒液のフェノール溶液と比較して表したものとなります。例えば「UMF10+」と記載されたマヌカハニーは、フェノール液の濃度10%と同等の強さがあることを示しています。 マヌカハニーの新基準「MGS」とは ピーター・モラン博士は現在のUMF協会であるAMHA協会脱退後、2009年にMGS(モラン・ゴールド・スタンダード)という新基準を作りました。新基準名に博士自らの名前を入れた理由は、「ピーター・モラン博士が認めた品質と検査方法で作られたマヌカハニーであることを保証する」という意味が込められています。現在、マヌカハニーの抗菌力強度表記において、ニュージーランド政府により使用が認められているのは「UMF」「MGO」「MGS」の3つの基準(規格)となります。 規格を確認して、マヌカハニーを選ぼう! 今回は、マヌカハニー研究の第一人者であるピーター・モラン博士についてご紹介しました。マヌカハニーに含まれる成分が、私たちの健康をサポートしてくれるということを発見したピーター・モラン博士は、その研究と貢献が認められ、1995年に大英帝国勲章の1つである「MBE章」を受賞しています。 現在、マヌカハニーは健康食品として注目度が高く、多くの方の支持を得ています。ピーター・モラン博士の「マヌカハニーで世界の人々を救いたい」という思いは、しっかりと現在につながっているといえますね。博士が開発したUMFやMGSの規格は世界中で使用されていて、日本で販売されているマヌカハニーにも記載されています。購入する際にはこれらのマヌカハニーの規格の数値を参考にして、自分の希望にマッチするマヌカハニーを探し出してみてください♪

ピーター・モラン博士が新たに作ったマヌカハニーの新基準MGSとは?

ピーター・モラン博士が新たに作ったマヌカハニーの新基準MGSとは?

ピーター・モラン博士はマヌカハニーの最初の規格である「UMF(ユニーク・マヌカ・ファクター)」を作ったことで有名ですが、その後にも新しい規格を作っていたことをご存じでしょうか。ピーター・モラン博士は2009年に、「MGS(モラン・ゴールド・スタンダード)」という新基準を立ち上げました。UMFよりもさらに精度が高く、博士の「マヌカハニーで世界の人々を救いたい」という強い思いが一層込められた基準となっています。今回は、ピーター・モラン博士が新たに作ったマヌカハニーの新基準MGSについてご紹介します。 目次 ピーター・モラン博士とはどういう人? ピーター・モラン博士は、イギリス・ウェールズ出身の生物学研究者です。イギリスで博士号を取得した後、ニュージーランドのワイカト大学のはちみつ研究科学科長および生物化学教授に就任し、自然抗菌物質の研究をしている最中にマヌカハニーに出会いました。博士は、ニュージーランドではマヌカハニーは古くから薬のような役割を持ち、人々の健康維持に使われているということに興味を持ち、マヌカハニーの抗菌特性の研究を始めます。その結果、世界で初めてマヌカハニー特有の抗菌物質を発見したのです。博士は、マヌカハニー特有の抗菌物質の名称を「UMF(ユニーク・マヌカ・ファクター)」と名づけ、さらに活性度合いを数値化した基準(規格)を「UMF」と示すようにしました。 MGSを立ち上げた経緯について UMF基準を確立した後、博士は自ら開発したUMFを管理するために、現在のUMF協会であるAMHA(アクティブマヌカハニー協会)を設立しました。その後、消費者により高品質なマヌカハニーを届けるべく2008年にUMF協会を脱退、2009年にUMFよりもさらに厳しい新基準「MGS(モラン・ゴールド・スタンダード)」を立ち上げます。MGSという新基準名に博士自らの名前を入れたのは、「博士自らが認めた品質と最新の検査方法を用いた信頼できるマヌカハニーである」ということを保証するためでもあります。 UMF・MGO・MGS基準の違い 現在、マヌカハニーの抗菌力強度などの表記において、ニュージーランド政府により使用が認められているのは「UMF」「MGS」「MGO」の3つの基準(規格)となります。では、それぞれにどんな特徴があるのかを見ていきましょう。 UMF基準とは UMF(ユニーク・マヌカ・ファクター)基準とは、マヌカハニーに含まれる抗菌力の強度を、医療用消毒液のフェノール溶液と比較して数値で表したものとなります。例えば「UMF10+」と表記されている場合、フェノール液の濃度10%と同等の強さがあることを示しています。 MGO基準とは MGO(メチルグリオキサール)基準とは、1kgあたりのマヌカハニーに何mgの食物メチルグリオキサールが含まれているかを示す規格です。例えば「MGO400+」と表記されている場合、そのマヌカハニー1kgあたり400㎎のMGOが入っているということを示しています。 MGS基準とは MGS(モラン・ゴールド・スタンダード)基準は、UMFと同じくフェノール溶液との濃度比較を数値化したものとなりますが、マヌカハニーの基準の中で最も厳しい基準となっています。MGO含有量のほか、MGOに転化する物質や低木由来の毒素の含有量なども確認されます。UMF規格よりさらに厳しい審査をパスしたマヌカハニーにのみ、MGS認証が付与され、マーク表記が許可されるのです。MGS基準をパスしたマヌカハニーのボトルには、MGSマークのほか、MGOの含有量も併せて表記されているのが特徴です。 MGSを採用しているメーカー MGS基準を採用しているメーカーは、ニュージーランドの「ワトソン&サン社」1社のみ。ここは、ピーター・モラン博士と共に、長年医療用マヌカハニーの研究をしてきたメーカーです。博士と共にUMF協会を脱退した後、マヌカハニー商品をこれまでのUMF規格からMGS規格へと変更しました。純度の高いマヌカハニーは、雄大なマヌカ原生林の中にある養蜂場で時間をかけて作られます。そして工場で摘出、ろ過され、活性作用が失われないようにさらにじっくり寝かせられてから商品になります。長いものでは1年以上寝かせることもあるようです。ピーター・モラン博士のスピリットを継いだ商品が、現在もワトソン&サン社にてしっかりと作られています。 規格の表記があるマヌカハニーはどこで買える? 今回は、マヌカハニーの父とも呼ばれているピーター・モラン博士が作ったマヌカハニーの新基準MGSについてご紹介しました。マヌカハニーの認定基準となっているUMFやMGSは、いずれもピーター・モラン博士が作った規格です。特にMGSマークが付いているものは、厳格な検査をパスした高品質な商品である証となります。 マヌカハニー選びで悩んでいる方は、今回ご紹介した内容を参考にしてみるのはいかがでしょうか。最近ではマヌカハニーの認知度が上がってきたこともあり、スーパーやコンビニなどでもマヌカハニー入りの商品を目にすることが多くなってきました。しかし、そういった商品はマヌカハニーの含有量が少なくて、効果を十分に発揮できるとは言い難いものがほとんどです。マヌカハニーの効果を実感したい方は、規格の表記があり、成分分析書が付いている100%天然のマヌカハニーを購入するようにしてください。マヌカハニーの購入方法はいくつかありますが、その中でも簡単に商品を比較して購入することができ、探し回らなくてもすぐに商品が家まで届けられる、ネットショップでの購入がおすすめです。マヌカハニーはその数値によって、期待できる効果に差があります。マヌカハニー専門のネットショップであるBeeMeではさまざまな数値のマヌカハニーをご用意していますので、ご自分の求める水準に合った商品を選択することができます。マヌカハニーの素晴らしさを世に広めた、ピーター・モラン博士の作り出した規格の数値を参考にして、ぜひこの機会にマヌカハニーを生活に取り入れてみてください♪

知られざるマヌカの魅力!マヌカハニーが人気の理由とは?

知られざるマヌカの魅力!マヌカハニーが人気の理由とは?

マヌカハニーは、健康をサポートする健康食品として人気を集めているはちみつです。栄養価が非常に高いため、体に良さそうという理由で購入される方が多くいらっしゃいます。そこで今回は、マヌカハニーが気になっている方や、興味がある方に向けて、マヌカハニーの知られざる魅力や人気の理由についてご紹介します。 目次 人気の理由は“マヌカハニーだけに含まれる”成分? マヌカハニーの原産国は、ニュージーランドです。ニュージーランドでは、先住民族がマヌカの樹皮や葉を利用して体を癒やしていたという歴史があります。マヌカの木から採れたマヌカハニーは、はちみつとしての栄養(ビタミン・ミネラル・酵素など)の他にも、特有の成分が含まれていることで注目されました。マヌカハニーが持つ成分については、長年研究が行われています。例えば、マヌカハニーがピロリ菌へ及ぼす影響など、マヌカハニーが健康管理に効果的だとする報告をさまざまな研究機関より上げられています。マヌカハニーが人気の理由は、健康管理に効果的な成分が豊富に含まれていることといえるでしょう。 希少価値が高いはちみつ・マヌカハニー マヌカハニーは、ニュージーランドの限られた土地でしか自生しない、マヌカの木に咲く花の蜜で作られたはちみつです。春から初夏にかけた短い期間に、マヌカの木に花が咲きます。マヌカの開花は、天候に左右されやすいため、はちみつの採取量を保つことが簡単ではありません。そのためマヌカハニーは、とても希少価値の高いはちみつといえるでしょう。 セレブにも人気!濃厚な甘さが魅力のはちみつ マヌカハニーは一般的なはちみつと違い、独特な風味を持っています。キャラメルのような濃厚さと、ハーブのようなほろ苦さが魅力のはちみつです。マヌカハニーの独特な風味が気にいる方は多く、有名女優やサッカー選手など、たくさんのセレブがマヌカハニーを愛飲していることを公言しています。スプーン1杯で手軽に栄養を摂取でき、健康サポートに役立てられることが、忙しいセレブたちの間で広まった理由かもしれません。有名人が愛飲しているはちみつであれば、一般の方も試してみたいと感じ、需要が増えることも納得です。ただでさえ希少なマヌカハニーが、さらに高級な食品になった理由といえるでしょう。 人気で希少が高いため偽物多発! マヌカハニーは希少さゆえ、偽造品が世の中に出回るようになりました。本物のマヌカハニーかどうかを調べる唯一の方法は、マヌカハニー特有の成分「メチルグリオキサール」の含有量を調べることです。しかし、異なる物質を人工的にメチルグリオキサールに変えることができるため、本物と偽物を判断することが難しくなりました。マヌカハニーの偽物が多発する中、加藤陽二という日本人の研究者が、マヌカハニーにのみ含有される「レプトスペリン」という物質を発見しました。レプトスペリンは、マヌカハニーにのみ含有される、簡単に複製できない物質です。レプトスペリンがマヌカハニーに含まれているかどうかを調べることで、本物と偽物を見分けることができるようになったのです。 本物のマヌカハニーを購入する方法とは? 今回は、マヌカハニーの知られざる魅力や人気の理由についてご紹介しました。マヌカハニーは、ニュージーランドでわずかな期間しか採取できない、希少価値の高いはちみつです。栄養価が高く、簡単に摂取できることから、愛飲を公言しているセレブも多数います。マヌカハニーは偽物も数多く出回っていると言われているため、購入する際には偽物と本物をしっかり見分けて、偽物を購入しないよう気をつけることが必要です。一番安全な購入方法は品質が保証されているマヌカハニーを取り揃えている、信頼性の高い専門店で購入することです。 ⇒これ本物?それとも偽物?マヌカハニーの見分け方

新しいスーパーフードとしてマヌカハニーが大注目!?その理由は?

新しいスーパーフードとしてマヌカハニーが大注目!?その理由は?

ニュージーランド生まれのマヌカハニーは、栄養価の高さから注目を集めているはちみつです。多くの方が健康維持を目的に、マヌカハニーを愛飲しています。マヌカハニーが人気を集めている理由は、スーパーフードとして期待されているからではないでしょうか。そこで今回は、マヌカハニーとスーパーフードの関係に着目し、マヌカハニーが注目される理由についてご紹介します。 目次 スーパーフードとは? 1980年代にアメリカ、カナダで生まれた「スーパーフード」という言葉は、現在ではごく一般的に使われるようになりました。スーパーフードと聞くと、美容や健康のために女性に好まれる食べ物というイメージを持たれている方が多いのではないでしょうか。最近では、TVや雑誌の影響もあり、スーパーフードを積極的に摂取する方が増えています。スーパーフードとは、一般的な食品よりも健康成分や栄養価が高い、植物由来の食べ物のことです。健康をサポートする有効成分が、豊富に含まれているとされています。なおスーパーフードと呼ばれる食品には、ココナッツオイル、チアシード、アサイー、ブロッコリースーパースプラウトなどがあります。 マヌカハニーの成分に世界が注目 マヌカハニーには、メチルグリオキサールと呼ばれる健康維持に役に立つ成分が豊富に含まれていることで、世界中から健康食品として注目されました。なお、マヌカハニーに含まれるメチルグリオキサールは、「MGO100+」や「MGO200+」のように記載され、数値が高いほど含有量は多くなるといわれています。 スポーツ選手の健康も支えるマヌカハニーの栄養価 マヌカハニーを、多くのスポーツ選手に、健康維持を目的に愛飲されています。男子プロテニス選手、ノバク・ジョコビッチ氏は、マヌカハニーを摂取して体調を管理していることで有名です。一流のスポーツ選手が体のために常食するマヌカハニーには、メチルグリオキサールの他にもさまざまな栄養成分が含まれています。例えば、一般的なはちみつと同様に、「ビタミン」「ミネラル」「アミノ酸」「ポリフェノール」「クエン酸」「グルコン酸」などが含まれています。素早くエネルギーになる「果糖」や「ブドウ糖」をはじめ、疲労回復を助ける「ビタミンB」群も豊富で、スポーツされる方におすすめです。また、マヌカハニーは非加熱処理のはちみつのため、加熱することで栄養価を損なうことなく、効率的に摂取することができます。 マヌカハニーと他のスーパーフードはなにが違うの? マヌカハニーが他のスーパーフードと違う点は、手軽に摂取できるところでしょう。摂取する際に、水に溶かしたり、熱を加えたりする必要がなく、きれいなスプーンですくってなめるだけです。スプーン1杯のマヌカハニーで、豊富な糖分を素早く体のエネルギーに変えることができ、その他の栄養価も口内やおなかの中を巡り、健康をサポートしてくれます。手軽に摂取できることは、他のスーパーフードにはないマヌカハニーの魅力といえるでしょう。 マヌカハニーは食べ続けることが大切 今回は、マヌカハニーとスーパーフードの関係に着目し、マヌカハニーが注目される理由についてご紹介しました。一時的な話題となるスーパーフードは、調理方法や食べ方に慣れないケースが多く、なかなか続けられないという方もいらっしゃいます。どんなに栄養が豊富なスーパーフードでも、継続しなければその効果を実感することはできません。一方マヌカハニーは生のはちみつのため、そのままスプーンですくってなめたり、他の食品や飲み物に混ぜたりして食べることができるため、習慣的に健康食品を食べたいという方におすすめです。スーパーフードに興味がある方は、気軽に摂取できるマヌカハニーはいかがでしょうか。 ⇒スーパーフードとは?人気のスーパーフード種類一覧

アクティブマヌカハニー、ストロングマヌカハニー、プレミアムマヌカハニーの違いは?UMF値とMGO値のレベルについて

アクティブマヌカハニー、ストロングマヌカハニー、プレミアムマヌカハニーの違いは?UMF値とMG...

マヌカハニーを購入する際、アクティブマヌカハニー、ストロングマヌカハニー、プレミアムマヌカハニーなどの名称が商品パッケージに表示されていて、「それぞれの違いが分からない……」と思ったことはありませんか?また、UMF値やMGO値に関して知識がない方の場合、どれを選べば良いのか迷ってしまいますよね。今回は、アクティブマヌカハニー、ストロングマヌカハニー、プレミアムマヌカハニーの違いと、マヌカハニーを選ぶ際のUMF値とMGO値の見方についてご説明します。 目次 アクティブマヌカハニーとは? 「アクティブマヌカハニー」とは、抗菌力や抗炎症作用などの健康活性に優れたマヌカハニーの中でも特に有効な作用をもつマヌカハニーのことです。マヌカハニーには殺菌・抗菌成分メチルグリオキサールが含まれており、消毒用のフェノール溶液と比較した殺菌の強さをUMFという指標で表したり、メチルグリオキサールの含有量をMGOという指標で表したりしています。そのUMFやMGOの値が高いマヌカハニーのことを、一般的にアクティブマヌカハニー(高い活性力を持つマヌカハニー)と呼んでいます。具体的には、商品パッケージに記載されているUMF値が10以上、またはMGO値が100以上のマヌカハニーがアクティブマヌカハニーに相当し、ニュージーランドではメディカルマヌカハニー(医療用マヌカハニー)として医療効果を認められているのです。 ストロングマヌカハニーとは? 「ストロングマヌカハニー」とは、メーカーが独自につけた名称です。アクティブマヌカハニーと同様、メチルグリオキサールの含有量が多いマヌカハニーのことです。 プレミアムマヌカハニーとは? 「プレミアムマヌカハニー」もメチルグリオキサールを多く含むマヌカハニーのことで、メーカーが独自につけている名称です。 UMF値、MGO値のレベルについて アクティブマヌカハニー(ストロングマヌカハニー、プレミアムマヌカハニー含む)の商品パッケージに表示されているUMFとMGOの値が高いほど、メチルグリオキサールの活性度や含有量は高いことになりますが、メーカーによってUMFとMGOどちらの指標を表示しているのかは異なります。以下に「BeeMee ショップ」で取り扱っているマヌカハニーをもとに、数値選びの目安とUMF・MGOの簡単な比較を記載しますので、マヌカハニーを選ぶ際の参考にしてみてください。 マヌカハニー UMF 10+、MGO200+ UMF 10+、MGO 200+は中活性のマヌカハニー。マヌカハニー独特のスパイシーな味わいが苦手な方でも、食べやすいタイプです。パンやクラッカーに塗ったりコーヒーや紅茶に入れたりなど、毎日の食事に取り入れながら健康維持をしたい方におすすめです。 マヌカハニー UMF 12+、MGO 300+ UMF 12+、MGO 300+は中活性のマヌカハニーの中でもメチルグリオキサールの含有量が多い部類に入ります。比較的食べやすいので、スプーンでそのまま食べても良いでしょう。 マヌカハニーUMF 18+、MGO 600+ UMF 18+とMGO 600+は高活性のマヌカハニーです。メディカルマヌカハニーの1ランク手前になりますので、中活性のタイプと比べると、飴色のようなこっくりとした色合いが増しています。...